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Construction column

建設コラム

施工管理アシスタントは女性でもなれる?仕事内容やメリットを紹介

2024.1.27

施工管理

女性が建設業界を志す機会は、従前と比較して増加していますが、建設現場で働く女性となると、珍しいと感じる方がまだ多いでしょう。

建設現場で働きたくても、体力や仕事環境が心配で踏み出せない女性は多くいます。

この記事では、施工管理アシスタントの仕事内容やメリット、女性でもなれる職業なのか紹介します。

この記事のポイント

  • 施工管理の仕事内容
  • 施工管理アシスタントの仕事内容
  • 女性・未経験でも施工管理アシスタントにはなれる?

施工管理の仕事内容

施工管理の仕事内容

施工管理とは、建設現場において4大管理と呼ばれている、工程管理・安全管理・品質管理・原価管理を行うことを指します。

・工程管理
工期内に建設工事が完了できるよう工程を進めたり調整したりする

・安全管理
危険が多い建設現場で安全対策を行い、職人や周囲の人が安全を確保する

・品質管理
設計図面通りに建物が完成するよう、チェックを行い管理する

・原価管理
不測の事態が発生しても、予算内で建築プロジェクトを完了できるよう、予算を管理する

これら4つに、自然や周辺、職場環境にも配慮が必要という環境管理を加えて、五大管理とも言われるケースもあります。

施工管理アシスタントの仕事内容

施工管理アシスタントの仕事内容

施工管理アシスタントとは、施工管理の一部の業務を担当する職業です。

施工管理のうち、事務作業や比較的容易な管理業務が任されます。

例えば「施工管理者から指示を受けた事務作業」「工事写真の撮影」「完成図書の作成」「工事の進捗記録の作成」「業務上必要な連絡事項の伝達」「朝礼の準備」などが、施工管理アシスタントの仕事内容として、挙げられます。

施工管理アシスタントは従前よりあった立ち位置ではなく、下記のような目的をもって作られた職業です。

・働き方改革を受け、施工管理の長時間労働と業務負担軽減を目指すため
・未経験者でも応募・採用し、人材不足や若手不足の解消を目指すため

施工管理は、現場での作業が終わった後、事務作業を行っているため、長時間労働や残業過多が問題視されています。

また、建設業では高齢化が進み、深刻な若手不足も発生しています。

施工管理の労働環境改善と、建設業界への人材の流入促進を目的に、施工管理アシスタントと呼ばれる立ち位置が生まれました。

施工管理アシスタントは、経験を重ねると施工管理へとキャリアアップも図れるため、キャリア形成も視覚化された職業です。

女性・未経験でも施工管理アシスタントにはなれる?

女性・未経験でも施工管理アシスタントにはなれる?

建設現場では、どうしても男性が働いているイメージが強いですが、女性かつ未経験でも施工管理アシスタントとして活躍できます。

施工管理アシスタントに向いている女性

女性が施工管理アシスタントを目指す場合、活躍できる性格や考え方、働くスタイルには傾向があります。

例えば「コミュニケーションを積極的に行える人」「マルチタスクができる人」「気にしすぎない人」が挙げられます。

・積極的なコミュニケーション
建設現場では、職人や管理者、発注者など、さまざまな人物が交差します。施工管理は、その調整と管理を行う役目です。施工管理アシスタントにも、施工管理と同様の素養が求められます。

・マルチタスク対応可
建設現場では、トラブルや予期せぬ変更をはじめ、多くの業務が発生します。施工管理をアシスタントする立場として、冷静にかつ複数の課題を解決できるマルチタスク能力が望まれます。

軽く流せる人
建設現場は男性社会であり、女性が多い現場とは違う雰囲気や風習がある現場も、存在するでしょう。中には気になる言葉を聞くこともあるため、気にしすぎず、軽く流せる性格も重要です。

女性が施工管理アシスタントに就いた時に起こり得ること

女性が施工管理アシスタントとして勤務を開始した際、体験する可能性が高いものを事前知識として把握しておくと、不安を最小限に留めて勤務に望めます。

なかには、起きてはいけない事柄もありますが、体験する可能性があるものとして考えておくと良いでしょう。

建設現場は男性が多いため、女性のための設備が整っていない場合があります。

具体的に言うと、女性専用のトイレや更衣室です。男女共用でも気にしない気質の女性はいますが、すべての女性が同じ気質とは限りません。

建設現場においては、性別ごとに準備していないケースも散見されるため、事前の気持ちの準備が必要です。

男性が多く、男性中心の文化で成り立っている建設現場で、女性は目立つ存在です。

未だにミスをしたら、女性だからと、性別を取り上げられたり、揶揄されたと感じたりするような言葉を聞くかもしれません。

現在の世情としては、許容されない行動ですが、既に形成された根強い文化や風習の一新は、容易ではないでしょう。

ミスは反省すべきですが、それ以外の言葉は気にしない気持ちも大切です。

女性が施工管理をするメリットと魅力

女性が施工管理をするメリットと魅力

施工管理アシスタントは、施工管理の補佐的立ち位置でマルチタスクが求められたり、一時は、働きにくさを感じたりするかもしれません。しかし、つらさをこえるメリットや魅力があります。

結婚・出産をしてもキャリアが途絶えない

施工管理アシスタントが補助をする施工管理は、情報が更新される建設業界のなかでも、影響を受けにくい立ち位置のため、結婚や出産をしても、キャリアは途絶えにくいポジションです。

基本的に施工管理は、誰かが設計した建物を建てる時の管理を行う仕事であり、管理の方法の基本には、変化が生じにくいからです。

働く女性にとって、人生のターニングポイントがキャリア形成や継続をストップさせる場合がありますが、施工管理アシスタントは産休や育休を取得しても、キャリアを継続させやすい職業です。

細やかさやを聞く力を活かした管理ができる

女性だけが細やかさをもっている訳ではありませんが、男性が気づかなかったポイントに女性が気づき、安全管理や職場管理が改善するケースもあります。

危険を察知する能力や、工期を適切かつ柔軟に管理する能力は、性別ではなく知識や実績によりますが、男性と女性の物事の捉え方や見方は異なります。

職人が報告したヒヤリハットへの対応策をはじめ、女性が安心だと感じる施策を考えると、現場に携わるすべての人が安心だと感じられるでしょう。

この捉え方の違いが、細やかさや聞く力と表現されることもあります。

資格さえあれば性別は関係ない

建設現場で女性が働くことは、戸惑いが多いかもしれませんが、施工管理アシスタントとして建設に携わる以上、性別は関係ありません。

同様に、ステップアップが実現し、施工管理技士の資格を取得できたら、さらに性別は問われず、プロとして仕事ができるでしょう。

資格を取得し、実務経験が積み上がると、職人からの信頼感なども向上するため、現場を管理する側として認められます。同時に、キャリアアップにもつながります。

専門技術と知識を手に入れられるため転職に強い

施工管理アシスタントとして経験を長く積んでいくと、専門的な知識や技術、手法を学べるため、転職する際も有利に働きます。

施工管理技士の資格を取得したら、さらに歓迎されやすいでしょう。

建設現場の人手不足から、未経験者でも応募可の求人もありますが、即戦力の人材が欲しい事実は変わりません。

建物建設があり続ける限り、工程管理・安全管理・品質管理・原価管理の考え方を知っており、かつ実務経験がある人材は、転職時も経験者として一歩前に進んでいます。

まとめ

施工管理アシスタントは、施工管理が抱える業務のうち、比較的簡単な管理作業や事務作業を担当し、施工管理者の業務負担を軽減させます。

性別や経験値に関係なく、施工管理アシスタントになれる道があるため、建設現場で働きたい女性には注目の職業です。

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