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建設コラム

施工管理に向いている人の特徴まとめ!向いていない人の特徴も解説

2024.6.18

「施工管理への転職を考えているけど、自分に向いてるのかどうか分からない…」

このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

施工管理の仕事には心身がタフであることに加え、工事現場の監理に必要なリーダーシップや危機管理能力が求められます。

ただし、適正があれば接客業や営業など、異なる業種からの転職も不可能ではありません。

今回の記事では、施工管理に向いている人の特徴や性格、職種について解説します。

施工管理への転職を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事のポイント

  • 施工管理の仕事内容とやりがい
  • 施工管理に向いている人、向いていない人の特徴
  • 施工管理に向いている人の職種

施工管理とは

まずは、施工管理の仕事内容ややりがいについて解説します。

施工管理の仕事内容

施工管理とは、工事現場において施工が安全、順調に進むよう工事を管理する仕事です。

具体的な仕事内容としては、「工程管理」、「品質管理」、「安全管理」、「原価管理」が挙げられます。

工程管理

工事のスケジュールを作成し、工事全体や個々の作業がスケジュール通りに進むよう進捗状況を確認、調整をする管理業務です。

工事では悪天候や資材の納期遅れ、事故など、さまざまなトラブルが起こりえます。

営業所や現場の作業員、建材店などとコミュニケーションを取り、トラブルによる遅延をリカバリーして期限内での工事完了を目指します。

品質管理

設計図や施工計画書にのっとった内容通りに、工事が完了するよう管理する業務です。

指定された資材や施工方法で工事を行っているか、建物の品質に問題はないか、耐震性や地方自治体の基準を満たしているかといった多面的な観点から、厳しく品質を評価します。

安全管理

安全に工事を進行できるよう、工事現場の環境を整備します。

安全教育や危険箇所の対策を行い、作業員の労働災害を防ぐのが主な業務です。

また、工事により発生する音や振動、悪臭などで住民に被害が及ばないよう配慮するのも安全管理に含まれます。

原価管理

人件費や資材費といった工事にかかる費用を管理する業務です。

質の良い工事を可能な限り低コストで行えるよう、資材の手配先や作業員の配置を調整します。

施工管理の仕事内容について、以下の記事でさらに詳しく解説しているので併せて参考にしてみてください。

施工管理の仕事内容|わかりやすく職場環境や業務効率化の方法も解説します。

施工管理のやりがい

施工管理は工事全体を管理する責任の重い仕事ですが、それだけやりがいもあります。

施工管理の魅力としては、以下のようなものが挙げられます。

達成感がある

施工管理は工期や工事費用など、目標が明確に設定されています。

評価がシビアになりやすく施工中は常に緊張にさらされますが、施工期間を目標通りに終えられた時に大きな達成感を得られます。

特にチームで規模の大きな仕事を成し遂げた際は、かけがえのない思い出となるでしょう。

仕事にやりがいを求める方にとって、大きなメリットと言えます。

人の役に立つ仕事ができる

施工管理は人々の生活に欠かせない建物やインフラの施工に携わります。

建設後、自分の作り上げたものが使用されている所を目にできるため、人の役に立っているという実感が持てます。

自分の仕事で社会貢献が実現を果たしたいという人にとって、大きなやりがいとなるでしょう。

経験を積んでキャリアアップできる

実務経験をキャリアアップにつなげやすい点も施工管理の魅力です。

施工管理は未経験、無資格でもなれますが、経験を積むと施工管理技士の受験資格を得られます。

施工管理技士1級を取得できれば、主任技術者や現場監督者といったより重要な役職につけます。

どんどんステップアップしていきたいという人にとって、施工管理は最適な仕事です。

施工管理の楽しい点について、以下の記事でさらに詳しく解説しているので併せて参考にしてみてください。

施工管理の楽しい点8選|施工管理のきついところも一緒に解説します。

施工管理に向いている人の特徴

工事という一つの大きなプロジェクトを管理する施工管理に携わるためには、体力やコミュニケーションなどさまざまな能力が求められます。

施工管理に向いている人の特徴を以下にご紹介します。

心身ともにタフである

体力と精神力を兼ね備えたタフな人材は、施工管理で重宝されます。

施工管理は工事現場を巡回し、進捗状況の確認や作業員への指示、教育を行います。

さらに巡回の合間を縫って打ち合わせや事務作業もしなくてはなりません。

工期中は朝から夜遅くまで働き、時には休日出勤を余儀なくされます。

朝から晩まで歩き回り、さまざまな立場の人と打ち合わせをしたり、多種多様な業務をこなしたりするため、体力だけではなく精神力も重要です。

コミュニケーション能力がある

体力と並んで施工管理に重要な要素が、コミュニケーション能力です。

施工管理では社内の同僚や上司、現場の職人、取引先、発注者、工事現場の周辺住民などさまざまな立場の人とやり取りをする必要があります。

相手の役職や年齢に関わらず、円滑なコミュニケーションが取れる人は、施工管理に向いているといえます。

チーム内のコミュニケーションを円滑に進められる人は、特に施工管理の適性が高い傾向にあります。

リーダーシップがある

施工管理は工事現場のリーダーとして、職人をまとめあげなくてはなりません。

安全かつ正確に施工を進められるよう職人を指導するのはもちろんのこと、職人が気持ち良く作業を進められるよう気を配るのも重要な仕事です。

体調の悪い職人はいないか、職人同士でトラブルを起こしていないかなど、職人の様子を細かく観察し、適切な対処を行わなければなりません。

円滑なコミュニケーションのためには、職人が指導を聞きやすく相談しやすい環境を整える必要があります。

職人の尊敬と信頼を勝ち取れるリーダーシップを持ち合わせていることは、施工管理を行う上で強みになるでしょう。

ものづくりが好き

施工管理は、建設物が目に見えてできあがるのを見られるクリエイティブな仕事です。

自分が携わった建設物が実際に使用されたり、地図に載ったりすることに喜びを見出せる人は、施工管理のハードな仕事にも耐えられるでしょう。

施工管理職を目指す前に、ものづくりが好きかどうかセルフチェックするのがおすすめです。

危機管理能力がある

安全への意識が高い人は、施工管理に向いています。

建設工事は転落や建設機械への巻き込まれといった事故の多い危険な仕事です。

施工管理は、職人が無事故で作業を進められるよう安全管理を行う必要があります。

安全管理のためには、まず工事の陰に潜む危険に気付かなければなりません。

「多分大丈夫だろう」と考える楽天家な人よりも「もしかしたら事故が起こるかもしれない」と考える心配性な人の方が施工管理に向いています。

臨機応変に対応できる

トラブルに対し、臨機応変に対処できる能力を持っている人は施工管理に向いています。

工事には、イレギュラーやアクシデントがつきものです。

作業中の事故や資材の納品遅れ、工事内容の変更など、工期遅れやコストオーバーの原因となる事象に対し、冷静かつ柔軟に対応できなければ、施工管理は務まりません。

丁寧にこつこつ仕事ができる

施工管理には、丁寧に仕事に取り組む誠実さも重要です。

建設現場で大雑把な施工をすると、作業に携わる職人だけではなく、施工後に建設物を利用する人も事故に遭うことになりかねません。

決められた資材、決められた工程で丁寧に仕事ができる人こそ、施工管理に向いていると言えるでしょう。

向上心がある

向上心は、施工管理になくてはならない素質です。

工事の技術は日々更新されており、新しい情報を得るためには自身で学び続けなくてはいけません。

また、施工管理は実務経験を積み、施工管理技士の資格を積むことでキャリアアップします。

ハードな業務をこなしながら、退勤後や休日に勉強をしなくてはなりません。

貪欲に知識を吸収し、経験を積みたいという意欲を持ち続けられる人は、施工管理に向いています。

当社、MACでは発注者支援業務を行っており、施工管理職の求人を取り扱っています。

以下のリンクからLINEでの無料相談も受け付けているので、施工管理職にご興味がある場合はぜひご相談ください。

施工管理に向いていない人の特徴

続いて、施工管理に向いていない人の特徴をご紹介します。

マイペース

自分で決めた時間で、決めた行動を取りたいマイペースな人は、施工管理には向いていません。

施工管理はアクシデントが起こりやすく、場合によっては予定を変えたり、残業や休日出勤を余儀なくされたりすることも少なくないためです。

自分のペースを崩したくない人にとっては、苦痛の大きい仕事です。

疲れを感じやすい

疲れを感じやすい人も、施工管理に携わるのは難しいでしょう。

施工管理は朝から晩まで現場を巡回し、職人や取引先とやり取りをする必要があります。

ハードな業務が工期中続くため、体力はもちろんのこと、時には気力で乗り切らなければならないこともあるでしょう。

疲れを感じやすく、しっかり休みを取らなければならない人にとっては、施工管理は厳しい仕事と言えます。

イレギュラーに弱い

イレギュラーな事態に弱い人も施工管理向きではありません。

施工管理では現場の事故や機械の故障、発注者からの依頼内容の変更など、さまざまなイレギュラーが起こりえます。

急で理不尽なトラブルにおいても落ち着いて対処し、工期を守らなくてはなりません。

トラブルが起きると頭が真っ白になったり、言い訳ばかりで行動ができなかったりする人は、工事のリーダーとして職人を引っ張っていくのは難しいと言えるでしょう。

施工管理に向いてない人の特徴について、以下の記事でさらに詳しく解説しているので併せて参考にしてみてください。

施工管理に向いてない人の特徴|業務を改善するためには?

施工管理に向いている職種一覧

施工管理は、経験がなくてもなれます。

特に以下のような職種の人は、施工管理に必要な資質を備えていることが多いので、興味があれば施工管理への転職を検討してみると良いでしょう。

接客業

接客業は不特定多数の顧客とやり取りをしなくてはならず、時には理不尽な要求をされることもあります。

どのような相手とも冷静に話をして、物事を解決に導くコミュニケーション能力が求められます。

また、立ち仕事が多く体力仕事であること、時間外や休日出勤が多く心身共にタフさが求められることも施工管理と共通しています。

接客業において豊かなキャリアのある方は、施工管理に必要なコミュニケーション能力とタフさを備えていると言えるでしょう。

積極業を長く続けてきた人にこそ、施工管理職がおすすめです。

営業マン

営業マンの一番の武器は、コミュニケーション能力です。

顧客や取引先とじっくり話をして、自社の商品やサービスを売り込む対話力は、施工管理でも活用できます。

また、マルチタスク処理やスケジューリング管理の能力が求められる点も施工管理との共通点です。

営業マンとして成績を残してきた人であれば、施工管理職に就いても結果を出せるでしょう。

製造業

モノづくりが好きという点では、製造業も施工管理に向いています。

実際に「もっと大きな物を作りたい」という意欲を持って、製造業から施工管理に転身する人もいるようです。

体力や不規則な労働時間への対応力も備えているため、施工管理のハードな業務にも耐えられるでしょう。

職人

施工管理は未経験でもなれるとはいえ、やはり知識や経験があると有利です。

現場経験のある職人は、施工管理としても重宝されます。

工期や安全を守るためのポイントを見出しやすい点、職人とコミュニケーションを取りやすい点も強みです。

また、施工管理は職人より休日が取りやすく、ケガのリスクが低いというメリットがあります。

年齢を重ねて体力面で不安がある、家族を持つなどライフスタイルが変わったという場合は、職人から施工管理に転身するのも一つの選択肢です。

まとめ|施工管理に向いているか悩んだら専門家に相談しましょう!

施工管理に向いている人の特徴や、適職の一覧をご紹介しました。

施工管理は心身のタフさやコミュニケーション能力、イレギュラーな事態に対応できる柔軟性が求められます。

決して簡単な仕事ではありませんが、大きなプロジェクトをこなし、人の役に立てるやりがいのある仕事です。

「施工管理に興味はあるけれど、自分に向いているか分からない」、「施工管理でもどのような業種が向いているか知りたい」というお悩みを持つ方は、ぜひMACにご連絡ください。

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