施工管理の女性が辞めたい理由7選!おすすめの転職先や転職して良かった理由も解説

「施工管理として働いているけど、パワハラやセクハラが多くて辞めたい」
「施工管理の経験者におすすめの転職先を知りたい」
施工管理として働く女性で、このような理由で辞めたいと悩んでいる方はいませんか?
施工管理は一般的に高収入であり、社会貢献性の高さ、工事全体をマネジメントできることでやりがいの大きな仕事。
一方で男性中心の環境や業務量や長時間残業の多さ、体力的な問題などから、転職を検討する女性が多くいることも確かです。
辞めることで不安に思う方もいるかもしれませんが、施工管理にはブラックな職場も多くありすぐに辞めた方が良い場合も。
今回の記事では、施工管理の女性が辞めたいと思う理由7選、すぐに退職すべきブラックな職場の特徴、施工管理から転職して良かった理由、おすすめの転職先を解説します。
また、当社MACでは発注者支援業務を行っており、求人も紹介しています。
最新求人のご紹介、採用面接などもサポートしているので、施工管理から転職を目指す場合におすすめです。
以下のリンクからLINEでの無料相談が可能なので、ぜひご相談ください。
目次
施工管理の女性が辞めたいと思う理由7選

建設業界で施工管理として働く女性が辞めたいと思う理由は、主に以下の7つが挙げられます。
男性中心の環境になじめない
建設業界で働く女性は年々増加していますが、いまだ男性の比率が高い業界といえます。
日本建設業連合会によると、2021年時点で建設業界で働く女性の比率は16.7%と低い状況です。
2012年の13.9%から増加していますが、依然として高いとは言えません。
男性中心の環境であることから、建設業界で働く女性の比率は大きく上がっていないようです。
労働時間が長く、休みが取りづらい
施工管理は労働時間が長く、休みが取りづらい職種です。
作業は工期通りに進めなければならないことが、大きな理由として挙げられます。
天候やトラブルで作業が遅れることもありますが、その場合は残業や休日出勤で進めるケースも。
プライベートの時間が取れないと疲労やストレスが蓄積し、辞めたいと感じるようになります。
ハードワークで体力がもたない
施工管理は現場での力仕事も多く、体力が必要な仕事です。
時には、暑い中で一日中現場で作業を手伝ったり、資材の運搬を手伝うこともあります。
女性は男性に比べて体も小さく、女性特有の生理などの問題もあります。
ハードワークで体力がもたないと感じたら、無理せず転職を検討しましょう。
セクハラやパワハラがある
建設業界は男性の比率が高く、体育会系の気質が強い傾向があります。
そのため、パワハラなどに加え、女性の施工管理の場合はセクハラを受ける可能性も。
時代の変化とともに少なくなってきてはいますが、他業界に比べると今なお多いといえるでしょう。
セクハラやパワハラが横行すると現場に行くのが億劫になり、辞めたいと感じるようになります。
結婚出産後に働くイメージができない
女性の場合、結婚出産後に働くイメージができないことも大きな理由の1つです。
現在、社会的に共働き世帯が増えていることもあり、結婚出産後に復職する女性は多くいます。
しかし、先述の通り施工管理は労働時間が長いため、早退や時短勤務がしづらい職種です。
結婚出産後も施工管理を続けたい場合は、産休や時短勤務などが整備された会社への転職を検討するといいでしょう。
施工管理の辞めたい理由と続ける理由、辞めるべきサインについては、以下の記事でさらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
女性差別を受けることがある
施工管理の現場では、依然として男性が多い職場が一般的です。
女性がチームに加わると、性別を理由に能力を低く見られたり、重要な業務から外されるといった差別的な扱いを受ける場合があります。
さらに、ミーティングで意見を発言しても真剣に受け止められないケースも少なくありません。
こうした不公平な環境が続くと、モチベーションが下がり、自分の存在意義を見失いやすくなってしまうでしょう。
生理の時にきつい
施工管理の仕事は、長時間の立ち仕事や重い資材の運搬、厳しい天候下での作業など、体力を求められる場面が多くあります。
生理中の女性にとっては、特に負担になることがあります。
また、腹痛や頭痛といった体調不良があっても、現場の進行状況や納期に合わせて休むことが難しい場合があります。
さらに、現場にはトイレが少ないことも多く、頻繁なケアができずに苦労するということも。
環境が十分に整備されていないと、やめてしまうと思うのも当然です。
すぐに退職すべきブラックな施工管理の職場の特徴

1社に定年まで勤め上げることが美徳とされた時代は終わり、近年では転職が一般的になりました。
ブラックな職場に入社してしまった場合、精神などに不調をきたす前にすぐに転職した方が良い場合も。
すぐに退職すべきブラックな職場の特徴は以下の通りです。
明らかな法令違反がある
明らかな法令違反がある場合、すぐに退職すべきと言えます。
具体的には、以下のようなことが挙げられます。
・サービス残業や休日出勤が常態化している
・年間休日が105日(労働基準法の最低日数)以下
このような会社で働き続けることは体や精神を壊すことにつながるため、すぐに退職すべきと言えるでしょう。
パワハラやセクハラが常習化している
パワハラやセクハラが常習化している場合、すぐに退職すべきです。
パワハラやセクハラに該当するかどうかは見極めが難しいですが、人によって許容度は異なります。
受けた相手やその上司にやめるように言っても改善されない場合、すぐに退職すべきといえるでしょう。
社内のハラスメント相談窓口に相談するか、厚生労働省総合労働相談コーナーなども活用するのがおすすめです。
会社の経営状態が悪い
会社の経営状態が悪い場合、すぐに退職すべきといえます。
帝国データバンクによると、2023年度の建設業の倒産件数は1,693件で、前年比41.7%増でした。
環境の悪さや人手不足などが主な要因とされています。
特に、数年間を通して赤字が続いたり、給料の未払いが発生している場合は要注意です。
給料の未払いが発生すると生活にも支障が出るため、すぐに退職しましょう。
求人内容と実務内容が明らかに異なる
求人内容と実務内容が明らかに異なる場合、すぐに退職すべきと言えます。
例えば、以下のような場合です。
・求人→「完全週休2日」/実際→週によっては1日も休めない
・求人→「現場での力仕事は男性だけが行う」/実際→女性も行う
例えば、平均残業時間は繁忙具合などによっても変わりますが、上記のように明らかに異なる場合はすぐに退職を考える必要があります。
職場の離職率が高い
職場の離職率が高い場合、すぐに退職すべきといえます。
人の入れ替わりが激しい会社は、パワハラやセクハラ、長時間労働などの問題を抱えている可能性があります。
離職率の高さは労働環境の悪さと比例する傾向があるため、耐えられないと感じたらすぐに退職しましょう。
スキルが身につきそうにない
施工管理の仕事は、経験を積みながら専門知識や技術を磨くことでキャリアを築ける職業です。
しかし、ブラックな職場では教育や研修が十分に行われず、スキルを身につける機会が極端に少ないことがあります。
業務の多くが単純作業の繰り返しで、施工管理本来の計画立案や品質管理といった核心部分に関わる経験をさせてもらえないケースが想定されるでしょう。
さらに、先輩社員からの指導が不十分で、必要な知識やノウハウを習得できない環境に置かれることもあるかもしれません。
こうした環境では、個人の成長につながらないだけではなく、将来的に転職を考えた際にもスキル不足が障害になる可能性があります。
もし、現在の職場がそうした成長の機会を与えず、自分のキャリアに不安を感じるのであれば、早めの転職を検討するのが賢明といえるでしょう。
施工管理から転職して良かった理由

続いては、施工管理から転職して良かった理由を解説していきます。
施工管理からの転職を検討している人は参考にしてみてください。
業務量、残業時間が減った
転職により業務量、残業時間が減ったという声は非常に多くあります。
施工管理の業務量は非常に多く、繁忙期には現場でのトラブルなども重なり帰宅が夜中になることも。
特に、ワークライフバランスを重視したい場合、転職により満足度が高くなりやすいでしょう。
必ず週に2日休めるようになった
転職により必ず週に2日休めるようになったという声も多くあります。
業務量の多さや人手不足により、建設業界は「完全週休2日」の会社は少ない傾向があります。
2日連続で休めれば体力も回復しやすく、予定も立てやすくなるのがメリットです。
ワークライフバランスを考慮したい場合は、より環境の良い職場に転職しましょう。
職場の衛生環境が改善された
転職により職場の衛生環境が改善されたというケースも多くあります。
現場でよく見かける仮設トイレは、特に夏場は臭いがこもりやすく、不快感を感じる人も多くいます。
生理などへの対応も必要なことから、女性は男性よりも衛生環境を重視する傾向にあると言えるでしょう。
転職する際は、職場の衛生環境についても十分に確認しておくのがおすすめです。
ストレスが減り、心身ともに健康になった
転職によりストレスが減り、心身ともに健康になったという方もいます。
施工管理は労働時間の長さや、人間関係などの面でストレスを溜めやすい職種です。
心身に支障をきたした状態で働き続けると、体や精神を壊すことにつながりかねません。
適性がない場合もストレスを抱えやすいため、再度、自己分析をして他の職種を見ることもおすすめです。
今後のライフプランが立てやすくなった
施工管理の仕事は、納期や天候に左右されやすく、スケジュールが不規則になりがちです。
プライベートの時間を確保することが難しく、結婚や育児といったライフイベントとの両立に悩みやすくなります。
転職後、休日や勤務時間が安定したことで、将来の計画を立てやすくなったと感じる人が多いようです。
また、福利厚生が充実している職場では、育児休暇や介護休暇を取得しやすく、ライフイベントに合わせた柔軟な働き方が可能になることもあります。
施工管理から転職を成功させるコツは以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
施工管理からの転職を成功させる!おすすめの転職先を紹介します
当社、MACでは公共事業に関する発注者支援業務の紹介を行っています。
施工管理からの転職を目指す場合におすすめの業種を多くそろえています。
施工管理職を辞めたいと考えている方は、以下のリンクからLINEにて無料でご相談ください。
施工管理経験者におすすめの転職先

施工管理からの転職を検討する人の中には、転職先に悩む人も多いのではないでしょうか。
施工管理はハードワークな分成長のスピードが早いため、経験年数が伴う場合には武器になります。
施工管理の経験者におすすめの転職先を解説します。
発注者支援業務
発注者支援業務とは、国や地方公共団体、官公庁等が発注した公共工事において、発注者が行う業務を代わりに行うサポート業務のことを言います。
現在、発注者支援業務を行っているのは「建設コンサルタント会社」と呼ばれる会社であり、当社MACもその枠組みに属しています。
施工管理における建設の知識や現場での経験は、発注者支援業務においても強みになります。
今までの施工管理の経験を活かしてみたい場合は、発注者支援業務がおすすめです。
発注者支援業務について、以下の記事でさらに詳しく解説しているので参考にしてみてください。
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不動産営業
コミュニケーションに自信がある方には、不動産営業がおすすめです。
不動産営業も内覧の対応や外回りで体力は必要とされるものの、施工管理ほど体力は求められません。
法律の知識も必要ですが、施工管理として数年間勤めていれば勉強の習慣が身についているはずです。
営業は施工管理同様にコミュニケーション力が求められるため、十分に通用する武器になるでしょう。
建築職の公務員
現場仕事よりデスクワークが好きな方には、建築職の公務員がおすすめです。
建築職の公務員は現場仕事よりも、主に役所内での書類作成や各種申請の対応などを行います。
施工管理の際に得た知識も活かせる上に、何より公務員は福利厚生や賞与が安定していることが強みです。
ワークライフバランスを重視したい場合は、建築職の公務員という手段も考えておきましょう。
CADオペレーター
設計図面を見ることが好きな方や手に職をつけたい方は、CADオペレーターがおすすめです。
CADオペレーターは、CADソフトを操作し図面の作成・修正・調整などを行います。
施工管理の仕事では設計図面を見る機会も多くあると思いますが、CADオペレーターになれば自分で設計図を作成できます。
そのため、一生使えるスキルを付けたい方にもおすすめです。
以下の記事では、CADオペレーターの仕事についてさらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
CADとは?|初心者がCADの学習でやるべきこと4選!おすすめ無料ソフトも一緒に紹介します。
積算
数字に強く、原価管理が得意と感じる方は、積算業務がおすすめです。
積算とは、建設工事にかかる費用を事前に算出する仕事です。
施工管理が行う4大管理の1つに、原価管理があります。
予算の範囲内で資材や人件費などの原価を管理する業務ですが、原価管理が得意な場合は積算の仕事にも適性があるといえます。
以下の記事では、積算の仕事についてさらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
施工管理を辞めたいと考えている方はMACにご相談ください | まとめ

施工管理を辞めたいと考えている方は一定数おり、体育会系気質の社風や体力面などから特に女性は限界を感じやすくなります。
施工管理で培ったスキルは他の職種でも活かせるものが多いため、現在の環境に不満を感じる場合は積極的に転職を検討すべきといえるでしょう。
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