建設業の仕事で活かせる資格15選|勉強方法や合格の秘訣を解説

「建設業の仕事で活躍するために資格を取得したい」
「就職活動では資格を持っていることをアピールしたい」
「資格試験の勉強を通して建設に関する知識を習得したい」

このように、建設業の仕事で活用できる資格を取得しようと思っている方もいるかもしれません。

「土木は経験工学」と呼ばれることもありますが、資格を保有することで仕事の幅が広がったり、キャリアアップにつながったりと、さまざまなメリットがあります。

今回は、建設業の仕事で活かせる資格を15個厳選してご紹介します。

筆者が実践した勉強方法、資格試験に合格するための重要なポイントも解説。

建設業関連の資格を取得したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 建設業の仕事で活かせる資格
  • 一級土木施工管理技士の筆者の勉強方法
  • 資格試験の合格で大切なこと

当社MACでは、建設業のご紹介・案内を行っております。

以下のLINEから無料で就職・転職相談が可能なので、お気軽にお問い合わせください。

目次

建設業の仕事で活かせる資格15選

建設業の仕事で活かせる代表的な資格は、以下の15個です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

施工管理技士・施工管理技士補

建設業の現場技術者が目指す資格として有名なのが「施工管理技士・施工管理技士補」です。

施工管理技士・施工管理技士補には、以下の種類があります。

【施工管理技士・施工管理技士補の種類(一級・二級)】

  • 土木施工管理技士
  • 建築施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 電気施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技士
  • 造園施工管理技士

施工管理技士の第一次検定合格者を施工管理技士補と呼びます。

たとえば、土木施工管理技士の第一次検定の合格者は、一級土木施工管理技士補です。

一級施工管理技士の資格を保有することで、監理技術者として業務を遂行できるようになります。

監理技術者とは、以下の技術者を指します。

監理技術者とは?
元請負の特定建設業者が当該工事を施工するために締結した下請契約の請負代金総額が5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)になる場合に当該工事現場に配置される、施工の技術上の管理をつかさどる技術者のことです。

一般財団法人 建設業技術者センター|監理技術者とは?

監理技術者の資格要件は、以下のように定められています。

監理技術者の資格要件
指定建設業において、監理技術者となるには、一級国家資格等の保有が必要です。(指定建設業とは、土木工事業、建築工事業、電気工事業、管工事業、鋼構造物工事業、舗装工事業、造園工事業の7業種)

なお、指定建設業以外の22業種に関しては、一定の要件を満たした実務経験を有する方も監理技術者となることができます。

一般財団法人 建設業技術者センター|監理技術者の資格要件

施工管理技士の資格を取得すれば、現場の仕事において活躍の場が広がるのが魅力です。

以下の記事では、施工管理技士について詳しく解説しています。

施工管理技士の業務内容も解説しているので、どのように業務に活かせるのかを知りたい方は、あわせてご覧ください。

【参考】

一般財団法人 全国建設研修センター|技術検定

一般財団法人 建設業振興基金|施工管理技術検定

建設機械施工管理技士・建設機械施工管理技士補

建設機械に関して施工管理を行う技術者を「建設機械施工管理技士・建設機械施工管理技士補」と呼びます。

建設機械施工管理技士・建設機械施工管理技士補は、建設機械の構造や機能について知識を持った技術者です。

建設機械施工管理技士(一級・二級)の第一次検定の合格者は、建設機械施工管理技士補(一級・二級)となります。

二級建設機械施工管理技士は、主任技術者として業務ができるようになります。

一級建設機械施工管理技士は、主任技術者としても監理技術者としても、業務ができるようになるのが特徴です。

【参考】一般社団法人日本建設機械施工協会 中部支部|◼️建設機械施工管理技士制度について

技術士・技術士補

建設業の中で最高峰の資格と呼ばれるのは「技術士・技術士補」です。

技術士とは、以下の技術者を指します。

技術士とは、
「技術士法(以下『法』という)第32条第1項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科
学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、
試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」のことです。〔法第2条第1項〕

公益社団法人 日本技術士会|技術士制度について

文部科学省令で定める21の技術部門ごとに技術士試験が実施され、技術士の称号を得ると「高い専門技術を有した技術者」として証明できるようになります。

技術士第一次試験(昭和59年度〜令和6年度)の受験者に対する合格率は38.9%で、技術士第二次試験(昭和33年度~令和6年度)の受験者に対する合格率は16.6%です。

技術士として業務ができるようになるには、このような難易度が高い試験を突破しなければなりません。

ただし、指定された教育課程(JABEE認定課程)を修了した場合は修習技術者とみなされ、第一次試験の合格と同等であるとされています。

修習技術者は第一次試験が免除となり、登録することで技術士補の資格の取得が可能です。

以下の記事では、技術士のすごさがわかる理由を解説しています。

技術士の合格率や資格を取得するメリットも紹介しているので、技術士として活躍したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

【参考】
公益社団法人 日本技術士会|技術士第一次試験結果(昭和59年度~令和6年度)

公益社団法人 日本技術士会|技術士第二次試験結果一覧表(昭和33年度~令和6年度)

測量士・測量士補

建設現場で欠かせない作業の一つである「測量」に関連した資格が「測量士・測量士補」です。

測量法と測量法施行令に基づき実施される試験に合格することで、測量士または測量士補の称号を得られます。

測量士・測量士補とは、現場で土木構造物や建築物をつくる際、測量器械を使用して位置や形状を測量する技術者です。

GISツールやドローンを使用することもあります。

測量士試験と測量士補試験は、いずれも学歴・年齢・実務経験などに制限がないため、誰でも受けられるのが特徴です。

ただし、測量士補試験が択一式で出題されるのに対し、測量士試験は択一式と記述式で出題されます。

以下の記事では、測量士の仕事内容について紹介しています。

測量士の年収や資格についても解説しているので、参考にしてみてください。

【参考】国土交通省国土地理院|測量士・測量士補試験及び登録

コンクリート技士・コンクリート主任技士

「コンクリート技士・コンクリート主任技士」は、公益社団法人 日本コンクリート工学会の認定資格です。

コンクリート技士・コンクリート主任技士は、コンクリートの製造に関わる技術者が保有する資格として有名です。

ただ、コンクリートの設計や施工に関わる技術者にとっても、資格を保有することで業務上のメリットがあります。

たとえば、コンクリートの基本的な知識があることで、現場におけるコンクリート構造物の品質管理に役立ちます。

コンクリート技士・コンクリート主任技士ともに受験資格があるため、受験前に受験資格があるかどうかを確認しておきましょう。

コンクリート技士試験は、四肢択一式の問題が出題されます。

一方でコンクリート主任技士は、四肢択一式と記述式の問題が出題され、コンクリート技士試験に比べて難易度が高くなります。

【参考】公益社団法人 日本コンクリート工学会|コンクリート技士・主任技士

コンクリート診断士

「コンクリート診断士」は、公益社団法人 日本コンクリート工学会の認定資格です。

コンクリート構造物の診断に関して、高い技術を持つ技術者として業務ができます。

コンクリート構造物の維持管理や補修・補強に関しての注目が集まっていることから、コンクリート診断士の資格取得を目指す技術者も多いでしょう。

コンクリート診断士試験は、四肢択一式と記述式の問題が出題されます。

ただし、受験資格を満たしているだけでなく、コンクリート診断士講習 eラーニングの受講を修了しなければなりません。

受講期間中にコンクリート診断士講習 eラーニングを完了すると、受講修了証が発行されます。

【参考】公益社団法人 日本コンクリート工学会|コンクリート診断士

コンクリート構造診断士

「コンクリート構造診断士」は、公益社団法人プレストレストコンクリート工学会の認定資格です。

コンクリート構造物の劣化の程度に関する診断、維持管理の提案などの助言や判断を行うのがコンクリート構造診断士です。

コンクリート構造診断士試験は、選択式と記述式の問題が出題されます。

受験資格が決められているため、確認しておきましょう。

コンクリート構造診断技術講習(eラーニング)は受験要件ではありませんが、試験対策となるので受講が推奨されています。

【参考】公益社団法人プレストレストコンクリート工学会|コンクリート構造診断士

RCCM

「RCCM」は、一般社団法人 建設コンサルタンツ協会の認定資格です。

建設コンサルタントで勤務する方が取得を目指す資格の一つであるRCCM。

RCCMは「Registered Civil Engineering Consulting Manager」の略で、シビルコンサルティングマネージャーと呼ばれています。

RCCMは、設計業務において管理技術者や照査技術者として活躍する技術者です。

建設コンサルタントなどの業務で優秀な技術者が積極的に活用されることで、建設コンサルタントの技術力が向上することを目的として、RCCMが創設されました。

RCCM資格試験は、択一式と記述式の問題が出題されます。

ただし、RCCM資格試験を受験するためには、建設コンサルタント等業務の実務経験が必要となります。

専門技術部門と部門内容が記載されているため、受験を考えている方は必ずチェックしましょう。

以下の記事では、RCCMの難易度を解説しています。

RCCM資格試験の概要や資格を取得するメリットも紹介しているので、参考にしてみてください。

【参考】一般社団法人 建設コンサルタンツ協会|RCCM資格ホームページ

道路橋点検士

「道路橋点検士」は、一般財団法人 橋梁調査会の認定資格です。

道路橋点検士の資格があることで、橋梁に関する設計・施工に関する基礎知識と実務経験を持つこと、点検に関する技術と実務経験を持つことを証明できます。

道路橋点検士になるためには、道路橋点検士技術研修会を受講し、修了試験に合格する必要があります。

道路橋点検士技術研修会を受講する際は、学歴などの受験資格を満たし、橋梁に関する技術的な実務経験があることが必須です。

点検と診断の業務経歴を満たしていない場合は、道路橋点検士補として登録ができます。

【参考】一般財団法人 橋梁調査会|道路橋点検士関連

土木鋼構造診断士・土木鋼構造診断士補

「土木鋼構造診断士・土木鋼構造診断士補」は、一般社団法人 日本鋼構造協会の認定資格です。

土木鋼構造診断士・土木鋼構造診断士補の資格があることで、鋼構造物の点検の診断を行う技術者として証明できるのがメリットです。

土木鋼構造診断士は、点検や診断を正しく行うことや関連業務の指導などを行います。

一方で土木鋼構造診断士補は、土木鋼構造診断士になるために必要な能力や技術を習得し、診断士の業務を補助します。

土木鋼構造診断士の資格試験を受験するためには、講習会を受講しなければなりません。

また、資格試験を受けるためには、実務経験があることも必要です。

土木鋼構造診断士補は択一式の問題が出題されますが、土木鋼構造診断士は択一式だけでなく、専門記述式と業務経験論文記述式の問題も出題されます。

過去の試験問題は、一般社団法人 日本鋼構造協会の公式ホームページに掲載されているので、チェックしてみましょう。

【参考】一般社団法人 日本鋼構造協会|土木鋼構造診断士・診断士補

舗装診断士

「舗装診断士」は、一般社団法人 日本道路建設業協会の認定資格です。

同協会の公式ホームページには、以下のように舗装診断士の概要が掲載されています。

1.舗装診断士資格とは
「舗装診断士」資格は、「舗装の診断に関する一連の作業ができる高い専門知識を保有する技術者を認定する資格」であり、舗装の効率的な管理・更新に寄与するために、日本道路建設業協会が創設した民間資格です。なお、舗装の診断とは、既設舗装の調査・評価及び維持・修繕工法の選定・設計、補修計画策定の支援であり、また必要に応じてネットワークレベルでの補修計画策定支援も含めて行えるものとして位置づけています。

※「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者登録規程(平成26年11月28日付け国土交通省告示第 1107号)」に基づき、国土交通大臣の登録を受けた資格(国土交通省登録技術者資格)です。

一般社団法人 日本道路建設業協会|舗装診断士資格試験 概要 1.舗装診断士資格とは

舗装診断士の資格試験を受験するためには「1級舗装施工管理技術者」「技術士(建設部門)」「特別上級・上級等土木学会認定資格」「RCCM」のいずれかの資格を保有していなければなりません。

また、舗装関連業務の実務経験は7年以上必要です。

舗装診断士資格試験は、択一式と記述式(経験記述・専門記述)の問題が出題されます。

【参考】一般社団法人 日本道路建設業協会|舗装診断士資格試験

地質調査技士

「地質調査技士」は、一般社団法人全国地質調査業協会連合会の認定資格です。

地質調査の業務を行う主任技術者の資格試験として発足され、地質調査や地質関連業務を行う技術者を受験対象者としています。

受験資格として、学歴に加えて地質関連業務の実務経験が必要です。

地質調査技士の資格試験は、筆記試験と口頭試験があります。

筆記試験は四肢択一式と記述式の問題が出題され、口頭試験は地質調査を目的としたボーリングに関する知識、経験が問われます。

【参考】一般社団法人全国地質調査業協会連合会|地質調査技士

インフラ調査士

「インフラ調査士」は、一般社団法人 日本非破壊検査工業会の認定資格です。

インフラの維持管理を実施する点検技術者をインフラ調査士と呼びます。

インフラ調査士の資格には、以下の4つがあります。

【インフラ調査士の資格名称】

  • インフラ調査士 橋梁(鋼橋)
  • インフラ調査士 橋梁(コンクリート橋)
  • インフラ調査士 トンネル
  • インフラ調査士 付帯施設

インフラ調査士の資格試験には、学科(一次)試験と実務(二次)試験があります。

学科(一次)試験は、択一方式の筆記試験です。

学科(一次)試験合格者は、実務(二次)試験を受験します。

実務(二次)試験では、実務経験に関する論文を事前に作成し、論文の内容に関する面接試験が実施され、さらに実技試験も受験しなければなりません。

【参考】一般社団法人 日本非破壊検査工業会|資格認証【インフラ調査士】

土木学会認定土木技術者資格

「土木学会認定土木技術者資格」は、公益社団法人 土木学会の土木技術者資格認定制度です。

土木技術者の実務能力を認定するものとし、キャリアアップの道筋を示すことを目的としています。

土木学会認定土木技術者のレベルは、以下の4つです。

【土木学会認定土木技術者の4つのレベル】

  • 特別上級土木技術者
  • 上級土木技術者
  • 1級土木技術者
  • 2級土木技術者

土木学会の会員でなくても、すべての資格を受験できます。

2級土木技術者の資格を得るためには「土木技術検定試験」を受験し、実務経験を満たす必要があります。

2級土木技術者から特別上級土木技術者に進むにつれて、必要となる実務経験年数が長くなるのが特徴です。

1級土木技術者と上級土木技術者は、下位の資格がなくても受験ができます。

ただし、特別上級土木技術者は、上級土木技術者資格を持っていなければなりません。

受験する土木技術者のレベルによって試験方法が異なるため、詳しくは公益社団法人 土木学会の土木技術者資格認定制度のページをご覧ください。

【参考】公益社団法人 土木学会|土木技術者資格認定制度

労働安全コンサルタント

「労働安全コンサルタント」は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が実施する労働安全コンサルタント試験の合格者を指します。

国家資格である労働安全コンサルタント。

労働安全に関する専門知識を持った専門家として、事業場の診断や指導を行えます。

受験資格の種別が多く、種別によって提出する書類が異なるため注意が必要です。

労働安全コンサルタントの試験は筆記試験と口述試験が実施され、最終合格率(令和6年度)は14.7%です。

労働安全コンサルタント試験は、建設業の中でも難易度が高いとされている技術士試験の合格率と同程度といえます。

【参考】公益財団法人 安全衛生技術試験協会|労働安全コンサルタントの資格紹介・受験資格

【建設業で特に役立つ資格は一級土木施工管理技士】筆者の勉強方法を紹介

土木技術者が年収を上げる方法4選

建設業で特に役立つ代表的な資格は、一級土木施工管理技士です。

筆者も一級土木施工管理技士の資格を独学で取得したので、当時の勉強方法をご紹介します。

筆者の勉強方法を参考に、合格を目指してみてください。

図解つきのテキストを購入し解説を読む

出典:市谷出版社

最初のステップは、図解つきのテキストを購入し解説を読むことです。

購入する図解つきのテキストは、自分がわかりやすいものを選ぶのがポイントです。

筆者は、イラストが多く視覚的に理解しやすいテキストを選びました。

テキストを購入したら出題分野をざっと読み進め、どのような問題が出題されるのかを見てみましょう。

テキストによっては、例題が掲載されているものもあります。

各分野の解説を読んだ後に例題を解くと、理解度も深まったように感じます。

解説を読む段階で例題の解答ができなくても、まったく問題はありません。

まずは、すべての分野の解説を読み切ることが大切です。

テキストを見ながら問題を解く

すべての出題分野の解説を読んだ後、テキストを見ながら問題を解いてみました。

テキストの内容を読んでいるといっても、忘れているものも多くあります。

出題内容を定着させるためにも、テキストを見ながら問題を解くのがポイントです。

テキストには、出題頻度が高い問題が掲載されていることも多いため、出題の傾向もつかみやすくなります。

問題の正答率を気にせず、テキストに掲載されている内容をすべて解き切ることが大切です。

わからない問題は上司や先輩に質問する

わからない問題があるときは、一級土木施工管理技士の資格を保有している先輩や上司に、積極的に質問をしました。

テキストの内容を読んだり問題を解いていたりすると、解説を読んでもわからない問題に出会うこともあります。

似ている問題が出題されたときに解答できなくなるため、納得できるまで質問をすることが大切です。

筆者は、間違えた問題の解説を読んでも理解できないものがあると、何度も上司に質問をしました。

上司は、写真やイラストなどでわかりやすく教えてくれたので、納得した上で次の問題に進めました。

一級土木施工管理技士の出題分野には、専門土木があります。

専門土木には「構造物」「河川」「砂防」「道路」「ダム」などがありますが、上司や先輩でも正確に教えられないものもあります。

社外につながりがある場合は、各専門分野のプロに聞いてみるのも良いでしょう。

過去数年分の問題を繰り返し解く

テキストの問題を解いた後は、過去数年分の問題集を購入し、これまでに一級土木施工管理技士の試験で出題された問題を解きました。

筆者は、過去5年間の問題集を繰り返し解くことで、出題傾向をつかみやすくなり、苦手分野を把握できるようになりました。

過去数年分の問題を解くことで、出題頻度の高い問題を理解できるようになります。

出題分野ごとに、どの問題を間違えたのかをメモしておくと、試験当日に見直しやすくなるでしょう。

過去数年分の問題を繰り返し解く際は、以下の目標を設定して実践しました。

【過去数年分の問題を繰り返し解く際の目標設定】

  • 一周目:正誤を気にせず解答する
  • 二周目:前回間違えた問題を正解する
  • 三周目:合格基準点に達成するようにする

このように、試験当日までに正答率を上げられるように対策をするのが重要です。

会社が実施する資格合格講座を受講する

独学で一通り勉強を進めた後、会社が実施する資格合格講座を受講しました。

一級土木施工管理技士試験に合格するために、会社によっては勉強会を実施していることもあります。

筆者の場合は、会社が独自に実施する資格合格講座があったので、試験当日を想定した模擬試験に取り組みました。

模擬試験で解答した問題は、試験当日に出題される可能性もあるので、試験当日に向けて練習できるのが魅力です。

また、時間配分を考えて解答することで、試験当日のシミュレーションもしやすくなります。

資格試験にチャレンジするのは自分ですが、会社のフォローがあることも重要です。

当社MACでは、土木施工管理技士の取得など社員のスキルアップを支援するために、資格取得支援制度を充実させています。

「受験費用の補助」「学習費用の補助」「合格祝金の支給」などを行っているので、気になる方は以下のリンクからチェックしてみてください。

第二次検定の経験記述の添削を受ける

一級土木施工管理技士の資格には「第一次検定」「第二次検定」の2つがあります。

第一次検定に合格後は、第二次検定で出題される経験記述の添削を受けました。

第二次検定で出題される経験記述は、論文で書くべき内容や伝え方などのアドバイスをもらうことが大切です。

筆者は「自分ではこれで問題ない」と思って論文を仕上げました。

しかし「数値を使って具体的に伝えた方が良い」「課題と対策について簡潔に書いた方が良い」など、これまで論文の添削をしてきた技術者から指摘を受けました。

第二次検定の経験記述の添削を受けることが、合格への近道ともいえます。

身近に一級土木施工管理技士がいる場合は、ぜひ先輩を頼ってみましょう。

【建設業】「反復練習」と「勉強時間の確保」が資格試験合格の鍵

RCCMを取得したいなら自分に最適な勉強方法を見つけよう

建設業の資格試験に合格するために重要なのが「反復練習」と「勉強時間の確保」です。

「反復練習」と「勉強時間の確保」の2つのポイントを押さえ、最短で資格試験に合格しましょう。

テキストの問題や過去問を繰り返し解く

資格試験に合格するためには、テキストの問題や過去問を繰り返し解くなど、反復練習が重要です。

どのような問題が出題されるのかを把握したり、出題傾向をつかんだりすることで、効率良く勉強を進められます。

解答できない問題でも、解説を理解をした上で何度もトライすれば、解答できる問題に変わることもあります。

問題集や過去問を一度だけ解いて終えてしまう方もいますが、一度で理解できるほど簡単なものではありません。

試験直前になると、得意な問題の得点をできるだけ増やし、苦手な問題を捨てるなどの戦法を取ることもありますが、反復練習をすることで捨てる問題を少なくできます。

テキストの問題や過去問に何度もチャレンジし、得点源を増やしていきましょう。

スケジュールをブロックして勉強時間を確保する

社会人が資格試験に合格するためには、スケジュールをブロックして勉強時間を確保することが大切です。

仕事以外の時間を使って資格試験の勉強をしなければならないため、スケジュール管理が鍵となります。

スケジュール帳やスケジュールアプリを活用し、学習計画を記載するのもおすすめです。

また、効率良く勉強をするために、どのくらいの時間で何をするかを具体的に決めると良いでしょう。

たとえば「1時間の通勤時間でテキストを読む」「朝礼前と昼休みの30分は問題に取り組む」「休日は3時間以上勉強する」などです。

筆者は「通勤時間の電車の中ではテキストを読み進める」「朝礼前と昼休みは1問だけでも問題を解く」「平日は2時間以上、休日は5時間以上勉強する」と決めて、空き時間を有効活用して勉強を進めていました。

仕事をしながら資格試験の勉強を続けるのは簡単ではありません。

資格試験に合格するためには、スケジュールを立てて勉強に取り組むことが重要です。

建設業界への就職ならMACにご相談ください

今回は、建設業の仕事で活かせる資格を15個厳選してご紹介しました。

勉強方法や合格の秘訣も解説したので、資格試験の合格までのロードマップが明確になったのではないでしょうか。

建設業で活かせる資格はさまざまですが、業務内容やキャリア形成を考慮し、必要な資格を取得することが大切です。

また、資格試験に合格するためには数ヶ月間の学習期間が必要となるので、勉強時間を確保し反復練習をしましょう。

当社MACでは、建設業のご紹介・案内を行っております。

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