建築士はどんな仕事ができる?働き方や将来性についても紹介

建築士はどんな仕事ができる?働き方や将来性についても紹介

「建築士という仕事は聞いたことがあるけど、実際にどんな仕事をしているのかわからない…」

建設・建築業界に興味がある人の中には、上記のような疑問を抱く人もいるのではないでしょうか?

そこでこの記事では、建築士はどんな仕事をするのか、働き方や将来性について解説します。

この記事でわかること
  • 建築士はどんな仕事をするのか
  • 建築士になるにはどうすればいいのか
  • 建築士の将来性

MACは、建設業界への転職をサポートしています。

建築士の資格を持っていなくても転職できる求人は数多くあります。

建設業界への転職を検討している人は、以下のLINEからお気軽にお問い合わせください。

目次

建築士の仕事領域は持っている資格によって異なる

建築士の仕事領域は持っている資格によって異なる

建築士と一括りにされがちですが、一級、二級、木造でそれぞれ仕事の領域は異なります

たとえば、以下の条件を満たす建築物は一級、二級、木造、いずれの建築士でも設計可能です。

  • 木造
  • 高さが16m以下
  • 平屋もしくは2階建て
  • 100平方メートル以下

一方で、高さが16mを超えるもの、4階建て以上は一級建築士しか設計できません。

一級建築士はすべて設計できる、木造建築士が一番仕事の領域が小さいと覚えておくとよいでしょう。

建築士はどんな仕事をするの?簡単に解説

建築士はどんな仕事をするの?簡単に解説

建築士の仕事は、大きく3種類あります。

  • 設計業務
  • 工事監理業務
  • 事務作業

それぞれの詳細を見ていきましょう。

設計業務

建築士といえば、設計業務でしょう。

設計業務は、構造や設備などを計画し、工事に必要となる設計図、仕様書を作成します。

さらに、設計は以下のように分けられることも覚えておくとよいでしょう。

  • 意匠設計:建築物のデザインを決める
  • 構造設計:骨組みを決定する
  • 設備設計:水道や電気などのインフラを設計する

また、設計は以下の要素も踏まえて業務を進める必要があります。

  • 地質
  • 周辺環境
  • 建物の用途
  • 施主の希望
  • 予算 など

工事監理業務

工事監理は、設計図や仕様書のとおりに工事が行われているかを確認する業務です。

具体的には、以下のような業務を行います。

  • 工事現場での立ち会い
  • 工事担当者との打ち合わせ
  • 鉄筋の数量や配置の確認
  • 接合箇所の確認 など

仮に設計図どおりに工事が進んでいない場合は、図面どおりに施工するように改善を求めなければなりません

工事監理が終わったら、施主に終了した旨を報告します。

事務作業

建築士は設計や工事監理がメインの仕事ではありますが、以下のような事務作業を行うこともあります。

  • 建設許可・道路使用許可申請などの行政手続き
  • 建築主と施工業者の契約書の監修
  • 契約内容の交渉 など

建築士の仕事内容については、以下の記事もチェックしてみてください。

建築士になるにはどうすればいい?

建築士になるにはどうすればいい?

建築士になる手順は、以下のとおりです。

  1. 国土交通省から認定を受けた学校を卒業する
  2. 実務経験を積む
  3. 建築士の試験を受ける

建築士の試験を受ける前に、指定科目を修了しなければなりません。

さらに、建築士になるには実務経験を求められるケースがあります。

たとえば、一級建築士は学歴に応じて最大で4年以上の実務経験が必要です。

また、建築士は学科試験と設計製図試験を受けなければならず、知識と技術の両方が求められるため、入念な準備をして臨むとよいでしょう。

建築士になる方法については、以下の記事も参照してみてください。

建築士はどこで働けるの?

建築士はどこで働けるの?

建築士は、以下のような場所で働けます。

勤務先説明
設計事務所個人事務所や大手設計事務所など規模や特徴が異なる。そのため、希望する設計事務所について詳しく調べるのがおすすめ。
建築士事務所建物の設計に加え、管理、指導、監督などの業務を行う。
ゼネコン建築業務を一手に請け負う。年収や待遇面が優れているところが多い。
ハウスメーカー戸建て住宅の設計、建築、販売を行う。専門業務に集中してスキルを高められる。
工務店建築の全工程を自社で行うことが多い。地域に貢献した働き方ができる。

いかがでしょうか?

建築士は、さまざまな働き方ができる仕事です。

どこがいいのかしっかり調べて、自分の希望に合う勤務先を選ぶとよいでしょう。

建築士の仕事はなくなる?将来の需要は?

建築士の仕事はなくなる?将来の需要は?

結論からお伝えすると、建築士の仕事はなくならないでしょう。

AIが出てきたことで「仕事がなくなるのでは?」と話題になることがありますが、建築士は需要がなくなるとは思えません。

むしろ、AIに任せられるところは任せて業務の負担を軽減しつつ、建築士はより良いデザイン、アイデアを出すことに集中できます。

AIと共存すれば、建築士はより素晴らしい仕事をできるでしょう。

建築士に関するFAQ

建築士に関するFAQ

建築士に関するFAQは、以下のとおりです。

  • 建築士のやりがいは何ですか?
  • 建築士はどんな人が向いていますか?
  • 建築士としてつらいことは何ですか?
  • 建築士の年収はどれくらいですか?

建築士への理解を深めるためにも、回答に目を通していきましょう。

建築士のやりがいは何ですか?

建築士のやりがいは、以下のとおりです。

  • クライアントに喜ばれる
  • 自分の設計した建物が完成する
  • 常に新しいことにチャレンジできる

建築士は大変な仕事だと聞くこともありますが、やりがいのある仕事です。

建築士はどんな人が向いていますか?

建築士は、以下のような人に向いています。

  • ものづくりが好き
  • 理数系の科目に強い
  • 責任感がある

一つでも当てはまる人は、建築士が向いている可能性があります。

建築士としてつらいことは何ですか?

建築士としてつらいことには、以下のようなものがあります。

  • 納期に追われることがある
  • 日々勉強する必要がある
  • コミュニケーション能力がいる

ほかにも、そもそも資格の取得が難しいという点もデメリットとして挙げられやすい項目です。

建築士になりたい人はやりがいとつらいこと両方を把握したうえで、働き続けられるか考えてみましょう。

建築士の年収はどれくらいですか?

建築士の平均年収は、以下のとおりです。

  • 一級建築士:703万円程度
  • 二級建築士:500万円程度
  • 木造建築士:350万円程度

日本の平均年収が460万円であることを考えると、建築士の平均年収は高い傾向があります。

建築士の平均年収については、以下の記事もご覧ください。

建築士になるのは選択肢の一つ

建築士になるのは選択肢の一つ

建築士は、設計業務や工事監理業務などを行うやりがいのある仕事です。

さらに、活躍の場も多く用意されており、大変魅力的でしょう。

ただし、建築士は資格を取得する必要があり、誰でも簡単になれるとは限りません。

そのため、あくまで選択肢の一つと考えておくとよいでしょう。

建設業界には、建築士にならなくても優れた求人はいくつもあります

建設業界の優良求人を知りたい場合は、以下のLINEからMACにご連絡ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次