「オートデスク認定資格って、どんな内容なんだろう?」
「仕事に活かせるスキルとして取得すべきか迷っている…」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
オートデスク認定資格プログラムは、AutoCADやRevitといったAutodesk製品の操作スキルを客観的に証明できる資格制度です。
エントリーレベルからプロフェッショナルまで複数のレベルがあり、業務でのスキルアップや転職時のアピールにも役立ちます。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- オートデスク認定資格プログラムの概要
- オートデスク認定資格プログラムの試験の概要と受験方法
- オートデスク認定資格プログラムの効率的な勉強方法とおすすめの教材
資格取得を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、私たちMACは、建設業界への転職をサポートしています。
建設業界に興味がある方は資格の有無に関係なく、お気軽にお問い合わせください。
オートデスク認定資格プログラムとは?

オートデスク認定資格プログラムは、AutoCADやRevitなど、オートデスク社が開発する設計ソフトのスキルを客観的に証明できる国際的な認定制度です。
2013年に日本で導入され、世界ではすでに20万人以上が取得。
対象となるソフトウェアはAutoCADのほか、BIM分野のRevit Architecture、製造系のFusion 360など多岐にわたります。
日本国内では、特に学生や初心者を対象とした「オートデスク認定ユーザー」資格が中心で、就職活動やキャリアアップにおいて自身の技術力を示す有力なアピール材料となります。
オートデスク認定資格プログラムの試験の概要と受験方法

オートデスク認定資格プログラムの試験の概要と受験方法について見ていきましょう。
試験の概要
オートデスク認定試験は、対象ソフトごとに実施され、たとえばAutoCADやRevit Architecture、Fusion 360などの製品別に試験が用意されています。
問題数はおよそ30問、試験時間は50分です。
出題形式は選択問題と実技操作の両方で構成されており、実際のソフトを使ったスキルが問われます。合格基準は70%以上の正答率とされており、試験終了後すぐにその場で合否が判定されます。
合格者には、公式の認定証がデジタルで発行され、すぐにダウンロードすることが可能です。
受験方法
受験は全国にあるオートデスク認定試験センター(ACC)で行われます。
申し込みは各試験センターに直接行う必要があり、センターによって対応しているソフトや試験科目が異なるため、事前確認が欠かせません。
受験料もセンターごとに異なるため、詳細は各施設に直接問い合わせるのが確実です。
また、受験には事前にCertiportで受験者IDを登録する必要があります。
試験当日は、顔写真付きの本人確認書類の提示が求められるため、忘れないようにしましょう。
オートデスク認定資格プログラムの効率的な勉強方法とおすすめの教材

オートデスク認定資格プログラムの効率的な勉強方法とおすすめの教材として、以下をご紹介します。
効率的な勉強方法
最初に、公式サイトや試験要項で目指す資格の出題範囲や目的を正確に把握しましょう。
試験で問われるのは、コマンドの暗記ではなく、実際の業務で使われるようなタスクをこなすための実践的な応用力です。
出題範囲を理解することで、学習の焦点を絞り、不要な学習に時間を費やすことを避けられます。
また、CAD資格の学習において、実際にソフトウェアを操作して作図を繰り返すことが大切です。
試験では、指定された図面を正確かつ迅速に描くスキルが求められるため、日常的にソフトウェアを使い、操作に慣れる必要があります。
インターネットで練習用の図面を探し、それを模倣することから始めてみましょう。
おすすめの教材
オートデスク認定資格の学習には、まず公式トレーニングガイドや認定トレーニングセンター発行のテキストを活用するのが一般的です。
中でも「Autodesk AutoCAD Certified User Study Guide」など、試験対策に特化した演習付きの参考書は、理解を深めながら実践力を養えます。
また、ASCENTといったオートデスク認定教材専門の出版社が提供する書籍は信頼性が高く、効率的な学習に適しています。
さらに、模擬試験やビデオ講座を提供するオンライン学習サイトも多数あり、自分の学習スタイルに合わせて選べるのでご自身の好みなども加味して選定しましょう。
オートデスク認定資格プログラム取得後のキャリアへの活用法

オートデスク認定資格プログラム取得後のキャリアへの活用法として、以下が主に挙げられるでしょう。
就職・転職活動でのアピール
オートデスク認定資格は、AutoCADをはじめとする設計ソフトの操作スキルを証明する国際的な資格です。
特に世界的に高いシェアを誇るAutoCADの認定は、国内外の企業の就職活動において強力なアピール材料となります。
人材不足が続く設計・製造業界では、即戦力となる人材として評価されやすく、他の応募者との差別化にもつながります。
履歴書や職務経歴書に記載することで、自分のスキルレベルを客観的に伝える手段としておすすめです。
社内でのキャリアアップと待遇改善
資格取得は社内における専門スキルの証明となり、上司や同僚からの信頼を得やすくなります。
その結果、より専門性の高いプロジェクトを任されたり、リーダー的な役割を担う機会が増えるのも珍しくありません。
また、業務効率の向上にもつながるため、組織全体への貢献度が高まり、評価や待遇の改善にも結びつきます。
実際に昇進や昇給の要件に資格取得を挙げる企業も増えており、キャリア形成の一助となるでしょう。
さらなる専門性への足がかり
オートデスク認定資格は、CADの基礎力を身につける出発点として大きな意味を持ちます。
この資格を基盤として、BIM(Building Information Modeling)やAI、IoTといった先端分野へのスキル拡張が可能になります。
段階的に専門知識を深めていくことで、自分の強みを明確にし、将来的には高度な専門性を持つ技術者としてのキャリアを築くことができます。
変化の激しい業界においても、継続的なスキルアップにより市場価値を維持できるのが大きな魅力といえるでしょう。
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オートデスク認定資格プログラムに関するよくある質問

オートデスク認定資格プログラムに関するよくある質問として、以下をピックアップしました。
オートデスク認定資格プログラムの有効期限は?
オートデスク認定資格プログラムには、明確な有効期限は定められていません。
しかし、認定対象のソフトウェアは毎年バージョンアップされるため、古いバージョンで取得した資格は、時間の経過とともに実務上の価値が下がる可能性があります。
最新の技術に対応しているかどうかが評価に影響するため、常に最新版の操作スキルを習得しておくことが重要です。
また、教育機関向けライセンスを使っている学生や教員の場合は、1年ごとの資格確認や更新が必要となる点にも注意が必要です。
試験に落ちた場合の再受験は可能?
オートデスク認定資格試験に不合格となった場合でも、再受験は可能です。
ただし、公式サイトなどには具体的な再受験までの待機期間や回数制限といった詳細は明記されていません。
試験は全国のオートデスク認定試験センター(ACC)で随時実施されており、会場ごとに試験日程や対応科目が異なります。
そのため、再受験を希望する場合は、希望する試験会場に直接問い合わせて最新情報を確認するのが確実です。
CADの資格で一番簡単なのは何ですか?
CAD関連資格の中で最も難易度が低く、初心者向けとされているのが「2次元CAD利用技術者試験(基礎試験)」です。
この試験は、基本的なCADの知識と操作スキルを問う内容で構成されており、合格率も比較的高く、初めてCADに触れる人でも取り組みやすい設計になっています。
一方、オートデスク認定資格プログラムや建築CAD検定試験は、実務的な内容が多く含まれており、やや難易度が高いと評価されています。
初学者は、まず基礎試験から挑戦すると良いでしょう。
まとめ

オートデスク認定資格プログラムとは、Autodesk製品の操作スキルを証明する公式資格で、就職・転職活動でのアピール、キャリアアップなどに役立ちます。
合格するためには、今回ご紹介したような効率的な学習を行うことが大切です。
特に日常的にソフトウェアを使い、操作に慣れておくとより試験に合格しやすくなるでしょう。
ほかにも注意事項なども解説しているので、併せて参考にした上でスケジュールを組んでみてください。
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