BIMに関する資格が複数あることを知っていますか?
この記事では、BIMに関する資格7種類を解説します。一覧表でわかりやすくまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
また、資格取得に向けた勉強のポイントや役立つソフトについても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
- BIMに関する資格の種類
- BIMに関する資格を取得するメリット
- 資格取得に向けた勉強のポイント
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BIMに関する資格を取得するメリット

実はBIMを活用した仕事をするにあたり、特別な資格は必要ありません。
しかし、BIMに関する資格を取得することで以下のようなメリットがあります。
- BIMスキルを客観的な基準で証明できる
- 転職やキャリアアップで有利になる可能性がある
- 自分の知識やスキルを確認できる
- 知識やスキルをさらに向上できる
- 知識不足によるミスやトラブルを防止できる
- 周囲からの信頼が高まる
これだけのメリットがあると、取得しないのはもったいないと感じる人もいるのではないでしょうか?
BIMの知識やスキルを証明したい人や、周囲からの評価を高めたい人は資格取得も有効な方法の一つです。
BIMの資格を一覧表で紹介

BIMの資格を一覧表でまとめました。
資格名 | 合格基準 | 費用 |
---|---|---|
BIM利用技術者試験 | ・1級、準1級:総合7割以上の正解 ・2級:各分野5割以上および総合7割以上の正解 | 【1級】 ・個人受験:1万9,800円 ・準1級合格者:1万3,200円 ・団体受験:1万6,500円 【準1級】 ・個人受験:1万3,200円 ・団体受験:1万1,100円 【2級】 ・個人受験:8,250円 ・団体受験:7,700円 |
BIM/CIM管理技士資格 | 6割以上の正解 | 1万6,500円 |
Archicad BIM User 認定試験 | 70%以上の正解 | – |
オートデスク社 Revit Architecture ユーザー試験 | 73%以上の正解 | 7,700円 |
BIMエンジニアライセンス – BIMクリエイター | 100点のうち80点以上の正解 | 1万6,500円 |
BIM プロジェクトインフォメーション プラクティショナー (ISO-19650-2) | – | 10万円以上 |
BIMアセットインフォメーション認定プロフェッショナル (ISO-19650-3) | – | 10万円以上 |
ただし、合格基準や費用については変わる可能性があります。
資格取得を検討する場合は、公式サイトなどであらかじめ確認しましょう。
BIMに関する資格7選

BIMに関する資格を7種類紹介します。
- BIM利用技術者試験
- BIM/CIM管理技士資格
- Archicad BIM User 認定試験
- オートデスク社 Revit Architecture ユーザー試験
- BIMエンジニアライセンス – BIMクリエイター
- BIM プロジェクトインフォメーション プラクティショナー (ISO-19650-2)
- BIMアセットインフォメーション認定プロフェッショナル (ISO-19650-3)
それぞれの特徴を見ていきましょう。
BIM利用技術者試験
BIM利用技術者試験は、2023年に始まった比較的新しい資格試験です。
1級、準1級、2級に分かれており、これからBIMシステムを利用した業務に従事することを目指す人から上級者まで幅広い人におすすめできます。
ただし、2級は筆記試験ですが、1級および準1級は実技試験なのでしっかり対策する必要があります。
以下の基準を満たすと合格可能です。
級 | 合格基準 |
---|---|
1級・準1級 | 総合7割以上の正解 |
2級 | 各分野5割以上および総合7割以上の正解 |
また、2級の合格率は9割を超えているので、まずは2級の取得から目指すとよいでしょう。

BIM/CIM管理技士資格
BIM/CIM管理技士資格は、文字どおりBIM/CIMに関する専門の資格です。
建設DX時代で注目を集めている資格の一つで、取得することでBIM/CIMを活用した業務の適切な執行を監理できることを証明できます。
さらに、BIM/CIM管理技士資格の取得者がいると公共工事の受注で有利になるため、企業からの評価も高い資格といえます。
Archicad BIM User 認定試験
Archicad BIM User 認定試験は、ソフトウェアメーカーが提供している認定資格です。
BIMの基本的な概念を理解していることに加え、Archicadの基本機能と特性を使用できる利用者が対象です。
また、受験するためには以下のような条件を満たす必要があります。
- Forward/VIP service会員
- 教育版ライセンス所有者
オートデスク社 Revit Architecture ユーザー試験
オートデスク社 Revit Architecture ユーザー試験もソフトウェアメーカーが提供しており、Revitの基礎知識や基本的な操作方法が問われます。
選択形式に加えて実技操作があるため、丁寧に学習を進めたほうがよいでしょう。
合格基準は73%以上の正解率で、難易度はやや高いといえるかもしれません。
BIMエンジニアライセンス – BIMクリエイター
BIMエンジニアライセンス – BIMクリエイターは、実施設計S3レベルのBIMモデルの作成、それらを基本設計図書としてアウトプットするスキルを測定する試験です。
実務経験や学習時間は問いませんが、BIMの目的や価値を理解している人が対象となっています。
また、学科試験と実技試験が用意されていますが、実技試験のほうが採点比重が高いため、学習時間の配分には注意が必要です。
BIM プロジェクトインフォメーション プラクティショナー (ISO-19650-2)
BIM プロジェクトインフォメーション プラクティショナー (ISO-19650-2)は、BSI国際規格の認定資格です。
ほかの資格とは異なり、以下のような研修が中心となります。
- BIM基本研修
- BIMプロジェクトデリバリー研修
- BIM Handover Information Exchange研修 など
費用が10万円以上かかる場合があるほか、研修が英語で開催されるなど難易度も高い傾向にあるので、取得するかどうかは慎重に判断したほうがよいでしょう。
BIMアセットインフォメーション認定プロフェッショナル (ISO-19650-3)
BIMアセットインフォメーション認定プロフェッショナル (ISO-19650-3)も、BSI国際規格の認定資格の一つです。
こちらも、以下のような研修が中心となります。
- BIM基本研修
- BIMアセットマネジメント研修
- Security and BIM研修 など
研修は英語で開催されることが多いので、語学に不安がある場合は取得のハードルが高いと感じることもあるでしょう。
また、費用も10万円以上かかる場合があるため、注意が必要です。
BIMに関する資格取得に向けた勉強のポイント

BIMに関する資格取得に向けた勉強をする際は、公式サイトで公開されている例題や過去問を確認しましょう。
例題や過去問を確認することでどのような問題が出題されるのかわかり、対策を練られます。
また、BIMの資格試験は実践的なスキルが問われる問題が多い傾向にあります。
そのため、BIMの基本的な概念の理解やソフトの操作方法は一通り把握しておくとよいでしょう。
なお、MACでは「資格取得支援制度」を実施しております。
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BIMの資格に役立つソフト

BIMの資格に役立つソフトには、以下のようなものがあります。
- Revit
- Archicad
- Vectorworks
いずれも知名度の高いBIMソフトなので、押さえておくのがおすすめです。
BIMのスキルを証明したいなら資格取得も検討しよう

BIMに関する資格を取得すると、知識やスキルがあることを客観的に証明できます。
そのため、資格がキャリアアップや転職で有利に働くこともあるでしょう。
ただし、BIMに関する資格は複数あります。
どの資格が自分に適しているのかよく吟味してから取得を検討してみてください。
また、建設業界にはBIMの資格がなくても転職できる求人が数多くあります。
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