返品・返金したいが、少々待った!「ネット通販」の「へぇ~!」な法律話

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ネット通販で返金されるのか?

ネット通販で購入した商品が不良品で、業者に返金を求めましたが、応じてくれません。泣き寝入りするしかないのでしょうか?

正解は「NO」です。

ネット・ショッピングが便利過ぎる時代、トラブルも増えています。

「届いたら壊れていた」「色がまるで違う」「偽物かも」など、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか?

販売サイトに「返品不可」と書かれていると、どうしようもないと思いがちですが、実はそうではありません。

法律上、不良品や、説明と明らかに異なる商品については、販売者に「返品・返金義務」が発生します。

これは「民法」の他「特定商取引法」や「消費者契約法」によって定められており、購入者の保護が優先されるためです。

「返品不可」と記載されていても、それが不当表示だったり、契約内容に反したりする場合には、無効と判断される可能性もあります。

ただし、対処にはポイントがあります。

商品到着後、できるだけ早く開封・撮影し、不具合を確認したら記録を残すこと。

相手への連絡も、電話ではなくメールなどの記録が残る手段が望ましいです。

さらに、クレジットカード決済であれば、決済会社に「チャージバック」(強制返金)を依頼できる場合もあります。

「安いから」と諦めず、正しい手順で声を上げることが、安心した取引につながります。

奥の深い「ネット通販」の「へぇ~!」な法律話。知っていると知らないとでは、相当に差が出てしまいます。

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