「建設コンサルタントには、RCCMが必須。」
このような話を聞いたものの、勉強方法がわからないという声をよく耳にします。
そこでこの記事では、RCCM取得に効果的な勉強方法を詳しく解説します。
また、試験の内容やRCCMを活かせる転職先についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
- RCCMの試験について
- RCCMの勉強方法
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RCCMの受験資格は?

RCCMは、一般社団法人建設コンサルタンツ協会が主催している民間資格で、受験資格は以下のとおりです。

RCCMを受験するためには、実務経験が求められます。実務経験については最終学歴によって異なるので、誤解しないように注意しましょう。

RCCMの試験内容|気になる難易度は?

RCCMの試験はAとBに分かれており、2つとも受験する必要があります。

試験自体は、パソコンを使ったCBT形式で行われます。
また、合格率は例年40%程度です。
技術士の合格率が10%程度であることを考えると、極端に難しい試験ではなく、現実的に合格を目指せる資格です。
難易度については以下の記事で詳しく解説しています。

合格のために知っておきたいRCCMの勉強方法

RCCM合格のためにおすすめの勉強方法は、以下のとおりです。
- 参考書でインプットする
- 過去問を繰り返す
- 記述式の回答を準備する
- 必要に応じて通信講座を利用する
1回で合格したい人は、しっかりと目を通しておきましょう。
参考書でインプットする

RCCMの試験に合格したい人は、参考書で知識をインプットしていきましょう。
ただし、以下の2点に注意が必要です。
- 古いテキストはできるだけ避ける
- 時間をかけすぎない
RCCMの参考書を中古で購入することを否定はしません。しかし、古いテキストだと最新の情報が載っていなかったり、ルールの変更に対応していなかったりする可能性があります。
そのため、参考書はなるべく新しいものを使用するとよいでしょう。
また、参考書でのインプットに時間をかけすぎないのもポイントです。
ある程度知識がついたと感じたら、問題を解くようにしてみてください。
過去問を繰り返す

RCCMに合格したいなら、過去問を繰り返すのがおすすめです。
過去問を解くことで、問題の傾向がわかったり、時間配分を考えたりできます。
とにかく過去問を解いて、試験に慣れていきましょう。
そして、間違えた部分は放置してはいけません。徹底的に復習することをおすすめします。
「過去問を解く→復習する」を繰り返すことで、圧倒的な実力が身についていくでしょう。
記述式の回答を準備する
RCCMの試験には、択一式で回答する問題と、記述式で回答するものがあります。
記述式の問題については専門的な用語や数字を使う場面があるので、事前に回答を準備しておくと本番でスムーズに答えられるでしょう。
すべてのテーマについて回答を用意しておくことをおすすめします。
必要に応じて通信講座を利用する
RCCMに合格したいなら、必要に応じて通信講座を利用することも検討してみてください。
通信講座は、経験豊富な講師から指導を受けられます。そのため、効率よく勉強を進められるので、時間が限られている方に向いています。
また、一人で学習を続けるのが苦手だという人も、通信講座なら勉強を続けられる可能性が高いでしょう。
なお、MACでは「資格取得支援制度」を実施しております。
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RCCM取得のメリット

RCCMを取得するメリットは、大きく4つあります。
- 周囲から信頼を得やすくなる
- ステップアップできる
- 年収が上がる可能性がある
- 転職で有利になる可能性がある
メリットに目を通すと、RCCMがいかに素晴らしい資格なのかわかるでしょう。以下で詳しく解説します。
周囲から信頼を得やすくなる
RCCMは、試験に合格しなければ得られない資格です。さらに、受験資格に実務経験が求められることから、誰でも簡単に合格できる資格ではありません。
そのため、周囲からの信頼を得やすくなります。
周囲からの信頼度がアップすることで意見が通りやすくなるなど、日々の業務も進めやすくなるでしょう。
ステップアップできる
RCCMを取得すると、技術者としてステップアップできます。
たとえば、資格を取得することで、照査技術者・管理技術者を務められるようになります。
これは、五大国家資格である技術士と同等の扱いです。RCCMの資格を取ることでどのようにステップアップできるのかがわかるのではないでしょうか。
年収が上がる可能性がある
RCCMに合格すれば、年収が上がる可能性があります。年収が上がる理由は、以下のとおりです。
- 資格手当をもらえるようになる
- できる仕事が増えて昇給・昇格する
会社によって異なりますが、年間数万円から数十万円の年収アップを期待できるでしょう。
転職で有利になる可能性がある
RCCMに合格すると、転職でも有利になる可能性があります。
建設業界では技術者が不足しており、RCCMを取得している人材を高く評価する傾向があります。
また、今後もRCCMの有資格者が求められる機会は増えていくと考えられており、資格を持っていることで不利になることはないでしょう。
RCCMの資格を活かせる転職先

RCCMの資格を活かせる転職先をいくつか紹介します。
- 建設コンサルタントの会社
- ゼネコン(総合建設業者)
- サブコン(各分野の専門工事を請け負う会社)
RCCMを取得すれば、建設コンサルタント業務の専門知識・スキルがあることを証明できます。
さまざまな会社で活躍できるので、ぜひご自分でも調べてみてください。
RCCMを取得した後に気をつけるべきこと

RCCMは素晴らしい資格であることがわかりましたが、以下の点には注意が必要です。
- 常に最新情報に対応していかなければならない
- 高い技術力と管理能力を求められる
- 職務で負う責任も大きくなる
RCCMは取得して終わりではありません。むしろ、取得してからがスタートともいえるでしょう。
また、資格を取得することで高い技術力と管理力を求められたり、責任も大きくなったりするため、気をつける必要があります。
とはいえ、素晴らしい資格に変わりはないので、取得しておいて損はないでしょう。
RCCMを取得したいなら自分に最適な勉強方法を見つけよう

RCCMは、一般社団法人建設コンサルタンツ協会が主催する民間資格です。
合格率は例年40%前後なので、正しく勉強すれば合格できる可能性は十分あります。
勉強方法は、参考書でのインプットや過去問の繰り返しがおすすめです。必要に応じて通信講座を利用するのもよいでしょう。
ただし、建設業界への転職にRCCMの取得は必須ではありません。資格の有無に関わらず優良求人は数多くあるので、ぜひ探してみてください。
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