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Construction column

建設コラム

施工管理から発注者支援業務へ!転職して感じる変化や1日の業務の流れについて解説します

2023.2.18

施工管理 発注者支援業務

「施工管理から発注者支援業務に転職すると、一体何が変わるのか」

「発注者支援業務の労働環境は施工管理とは違うのか」

現在、建設会社で施工管理の仕事をしている方にとっては、施工管理と発注者支援業務の仕事の違いについて気になるものではないでしょうか。

そこで今回の記事では、施工管理から発注者支援業務の仕事をすると何が変わるのかについて解説していきます。

施工管理と発注者支援業務の違い

ここからは、施工管理と発注者支援業務の違いについて解説していきます。

工事受注者として仕事をする施工管理の場合は工事を完成させることだけではなく、常に工事予算内に收めることや利益を出すことを考えなければなりません。

日々の工事を進めるだけではなく、工事に関する書類を作成しなければなりません。

しかし、発注者支援業務は自ら予算管理をすることはなく、設計図書や仕様書通りに構造物がつくられているかを確認するのが仕事です。

また、建設会社から書類を受け取って確認をしたり、発注者と受注者の間に立ってマネジメントをしたりするのがメインとなります。

今回は、数多くある発注機関の中でも大規模な建設工事を担当できる国土交通省とNEXCOについてご紹介します。

国土交通省

国土交通省の工事支援監督業務を例にみてみましょう。

まず、施工管理と発注者援業務は勤務場所に違いがあります。

ゼネコンなどの建設会社の場合は、工事を行う現場や近くにある現場事務所に出社して仕事をします。

一方、発注者支援業務の場合は、国土交通省の事務所である出張所での勤務が多いです。

発注者支援業務の勤務場所は、契約期間内であれば基本的には変わることはありません。

施工管理と発注者支援業務は、就業時間についても違いがあります。

建設会社の場合は8時から17時が就業時間であるのに対して、発注者支援業務の場合は8時30分から17時15分が多いです。

建設会社は、朝礼が始まる前から出社して準備をすることがあるため、7時半前には出社していることも多いです。

しかし、発注者支援業務の場合は、施工管理に比べて時間外労働は少ない傾向があります。

また、ゼネコンなどで施工管理を行う際は複数の工事を担当することはなく、1つの工事を担当します。

一方、発注者支援業務は複数の工事を担当することが多く、5件以上の工事を担当することもあります。

ただし、発注者支援業務の仕事は現場の状況確認や検査立会がメインであるため、1つの現場に1日いることはありません。

NEXCO

NEXCOの工事監督業務を例にみてみましょう。

NEXCOの工事監督業務は管理員というポジションで仕事を行い、安全管理・品質管理・積算・立会検査などを担当することになります。

また、NEXCOの職員は管理員を「施工管理」と呼んでいるため、業務自体はゼネコンなどの施工管理に近い印象があります。

ただし、施工管理と発注者支援業務は、立場に大きな違いがあるのです。

発注者支援業務は発注者として仕事を行うため、職人と直接打ち合わせを行ったりスケジュールの調整を行ったりすることはありません。

あくまでも、工事の受注者である建設会社から提出された工事書類を確認したり、構造物が正確に施工されているかを確認したりするのが仕事です。

発注者支援業務の1日の流れの例

ここからは、発注者支援業務の1日の流れについての例をご紹介します。

今回は、国土交通省の発注者支援業務についてみていきましょう。

8時〜8時30分:出社

国土交通省の事務所にもよりますが、始業が8時30分の事務所が多いです。

ゼネコンなどの施工管理では8時から朝礼が始まる現場が多いため、7時30分前には現場事務所に出社する場合が多いですが、発注者支援業務は8時過ぎに事務所に出社している方がほとんどです。

8時30分〜9時:メールの確認や打ち合わせ

始業後に、工事受注者から送られてきたメールを確認したり返答したりします。

毎朝、発注者の職員との打ち合わせをすることはありませんが、1日の仕事の流れを確認するなど軽く打ち合わせを行うこともあります。

検査確認など立会がある場合は、スケジュールに変更はないかを確認します。

9時〜12時:事務所内で書類作成、立会のために現場に向かう

午前中は、事務所内で工事に関する書類作成業務を行ったり、立会がある場合は現場へ向かったりします。

立会の頻度や時間は工事受注者のスケジュールに左右されることもあります。

12時〜13時:お昼休憩

発注者支援業務もゼネコンなどの施工管理同様に、12時〜13時は休憩時間です。

午後の業務内容にもよりますが、午後から事務所で書類作成を行う場合は事務所に戻って休憩することが多いです。

13時〜17時15分:事務所内で書類作成、立会のために現場に向かう

午後は、事務所内で工事に関する書類作成業務を行ったり、立会がある場合は現場へ向かったりします。

午前中に複数の工事で立会がある場合は、午後から事務所で書類作成業務に集中すると決めて仕事を進めている方もいます。

17時15分〜:退社

国土交通省の場合は、17時15分が終業時間となっていることが多いです。

ゼネコンなどの施工管理と比べると残業時間が少なく、19時前に退社している方が多い傾向があります。

施工管理から発注者支援業務の仕事をして感じる変化

「発注者支援業務の仕事をして、どのような変化があるのか」

施工管理の仕事をしている方にとって押さえておきたいポイントではないでしょうか。

ここからは、施工管理から発注者支援業務の仕事をして、どのようなことが変化するのかについて解説していきます。

残業時間が少なくなる

施工管理の仕事をしていると、工程と進捗を確認しながら工事を進めていかなければなりません。

作業が遅れてしまった場合は、工程に間に合わせるために作業内容を変更したり、調整したりすることもあります。

そのため、資材の発注や計画書などの書類を作成する必要があるため、残業が発生しやすいのです。

しかし、発注者支援業務の場合は現場の調整がなくなることで比較的残業時間が少なく、業務内容によっては定時で退社することも可能です。

土曜日が休日になる

建設業でも週休2日制への取り組みが進められているため、土日閉所の現場も増えてきています。

しかし、中には土曜日も工事を進めている現場もあり、土曜日も仕事をする必要があるのです。

一方、発注者支援業務は基本的には土日は休日です。

つまり、土曜日も仕事をすることがありません。

休日を十分確保できるため、ゆっくり身体を休める時間や趣味に没頭する時間、家族と過ごす時間も取れるようになっている方が多いです。

朝の時間を有意義に過ごせる

ゼネコンなどで施工管理の仕事をする場合は朝礼が8時から始まることがほとんどであるため、7時半前には現場事務所に出社することが多いです。

自宅から現場事務所までの通勤時間を考慮すると、6時半頃に自宅を出る方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、発注者支援業務の場合の始業時間は8時30分の事務所が多いです。

また、朝礼の準備などがなくなるため、勤務場所である事務所に出社するのが8時過ぎということもあります。

対人関係のストレスが減る

発注者支援業務は、現場の監理技術者や現場代理人、所長などと打ち合わせをすることがあります。

ただ、下請業者の職長や職人と直接関わることはありません。

施工管理の仕事では、さまざまな立場の人と関わる機会が多いですが、発注者支援業務で関わる人は限定されます。

そのため、施工管理に比べて対人関係のストレスを抱えにくいといわれています。

身体への負担がなくなる

発注者支援業務では、測量をしたり安全のための環境づくりをしたりすることはありません。

施工管理の仕事では、レベルや三脚、スタッフなど重い測量機器を運び測量を行うことは日常茶飯事ではないでしょうか。

また、工事用車両と作業員との接触を防ぐために、バリケードで安全通路を確保することもあります。

バリケードを新しく設置したり移動させたりする作業は、人によっては体力的に厳しいと感じてしまうものです。

しかし、発注者支援業務では現場の測量をすることはないため、測量機器を運ぶことはありません。

また、安全な作業環境を整えるために自ら作業することもないのです。

発注者支援業務では、施工管理の仕事に比べて身体的負担が軽減するといえます。

まとめ

今回の記事では、施工管理から発注者支援業務の仕事をして、どのような変化があるのかについて解説しました。

施工管理と発注者支援業務の違いや変化について知っておくことで、ご自身のキャリアを見つめ直すきっかけにもなるのではないでしょうか。

発注者支援業務の仕事をしてどうなるのかについて、ぜひ今回の記事を参考にしてイメージを膨らませてみてくださいね。

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