会社ロゴ白抜き

Question & Answer

よくあるご質問

よくあるご質問

Question & Answer

発注者支援業務とは発注者を支援する仕事です。道路・橋梁・ダム・トンネル・河川・鉄道などの公共工事の発注から完成、その他にも保守や維持・管理までを発注機関の職員に代わり業務を行います。
建築工事も一部ありますが、メインは土木工事です。発注者支援業務の勤務場所は発注機関の事務所に常駐する場合が多いですが、工事監督業務の場合は毎朝事務所に出勤してから現場に向かうこともあります。 発注機関によって異なりますが、1つの現場を担当する期間は2〜3年の場合が多いといわれています。

発注者支援業務で支援する発注者とは、公共工事を発注する立場の人です。
主に、国土交通省・農林水産省・防衛省などの国の行政機関をはじめ、都道府県庁や政令市役所などもあります。他にも、NEXCO各社・JRTT・UR都市機構などもあげられます。

発注者支援業務には、いくつかの業務があります。たとえば、地元説明会の資料を作成したり、施工計画書や予算書を作成したりします。
中でもメインとなる業務は、工事監督業務です。ゼネコンや建設会社が施工した構造物が設計図書通りに施工できているか、確認検査を行ったり工程管理や品質管理などを担当したりします。ただし、発注機関によって担当する業務は異なります。

直接ものづくりに関われない

発注者支援業務は施工会社と違って直接ものづくりができません。工事監督業務といっても、協力会社と打ち合わせをして仕事を進めることもないのです。現場では現場代理人や監理技術者と綿密に関わって仕事を行いますが、1日中現場に出て監督・指揮をすることはないため職人との関わりも少ないといえます。

決定権がない

発注者支援業務の担当者には決定権がありません。発注者支援業務は発注者側に立って業務を行いますが、実際は発注者と施工会社の間にいます。そのため、もしも現場でトラブルがあった場合でも責任を負う必要がないことに加えて指示することもできないのです。

大きな建設工事に関われる

発注者支援業務では公共工事に関わるため、民間工事では味わえない大きな建設工事を経験できます。道路・橋梁・ダム・トンネルなど、日本を代表する土木工事に携われるのが発注者支援業務の醍醐味といえます。

建設工事の幅広い知識が身につく

工事監督業務においては、完成した構造物のチェックをするために法令や標準仕様書を確認する必要があります。法令や標準仕様書の知識が身につくことで、建設工事の知識を幅広く習得できます。

労働環境が良い

発注者支援業務の勤務形態は発注機関の職員と同じです。そのため、民間企業に比べて残業が少なく完全週休ニ日制を採用している場合が多いです。仕事とプライベートのバランスを保ちやすく労働環境が良いといえるのではないでしょうか。

発注者支援業務は建設コンサルタント業務に含まれています。ただ、発注者に対して設計を行い提案するのが建設コンサルタントの業務であるため、発注者側の仕事をする発注者支援業務とは異なります。また、建設会社がものづくりを行うのに対して発注者支援業務は検査確認がメインです。協力会社の職長や職人とコミュニケーションをとることはほとんどありません。

コミュニケーションスキル

発注者支援業務は事務作業も行いますが、発注者や施工会社と密接に関わって業務を行います。発注者と施工会社とのやり取りを円滑に進めるためにも、コミュニケーションスキルは欠かせません。

正確性

発注者支援業務は、施工会社がつくった構造物の検査確認を行います。構造物が設計図書通りにつくられているかを確認する際、品質管理に大きく影響してしまうため正確性の高さは重要です。

CADの操作

設計段階から業務を行うことが多いため、CADの操作ができれば業務に大きく役立ちます。国土交通省の場合はBIM/CIMの適用が拡大していることから、今後さまざまな発注機関でBIM/CIMで対応する機会も増える可能性が高まるといえます。

発注者支援業務に必要な資格といえば、土木施工管理技士です。2級土木施工管理技士の場合は、資料作成などの補助的な業務を行うことがメインになるでしょう。大きな公共工事となれば1級土木施工管理技士の資格は必要になるため、資料作成などで経験を積みながら1級土木施工管理技士の資格を目指しましょう。
また、コンクリート主任技士やコンクリート診断士などの専門性の高い資格を取得することもおすすめです。しかし、これまで公共工事の経験がない場合は発注者支援業務ができない場合があります。

勤務時間や休日は、発注機関の勤務形態に準拠します。たとえば発注機関の定時が8:30〜17:30としている場合は、同じ時間内で業務を行います。また、土日祝日は休日の発注機関がほとんどであるため、完全週休二日制が採用されています。発注機関によっては残業がある場合もありますが、民間企業に比べて残業は少ない傾向があります。

TOPへ戻るボタン
Banner Image