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Construction column

建設コラム

土木の魅力|土木仕事のやりがいや種類、働きやすい環境の選び方をご紹介

2024.3.30

人々の生活に深く関わり、社会貢献度が高く、やりがいも大きい土木の仕事。

では土木にはどのような仕事があり、どんなやりがいを得られるのでしょうか。

本記事では、土木の仕事内容や魅力を解説していきます。最後まで読んでいってくださいね。

土木業界の仕事

土木業界にはさまざまな仕事が存在します。その中でも代表的なものをいくつか挙げると、次のような職種があります。

設計技術者

土木構造物やインフラの設計を行います。建築物や橋、道路、ダムなどの構造物の設計を担当し、安全性や耐久性、機能性などを考慮しながら設計図を作成します。

設計技術者は、土木設計に従事しますが、彼らの仕事は単に設計図を作成するだけではありません。彼らは、構造物が安全で耐久性があり、機能的な設計になるように、緻密な計算や解析を行います。

また、地理的な条件や環境要因を考慮して設計を行い、それらの要素に対応する解決策を見出します。設計技術者の役割は、単なる図面作成以上に、建設プロジェクトの成功に重要な役割を果たします。

施工管理業務 

建設現場での工事の進行管理を行います。プロジェクトのスケジュールや予算を管理し、作業員や下請け業者の指揮を執りながら工事が順調に進むよう監督します。

施工管理者は、建設プロジェクトの実際の進行を監督し、管理するだけでなく、工事全体の調整役でもあります。彼らは工事のスケジュールや予算を管理し、作業員や下請け業者との調整を行います。

また現場での安全性や品質管理も彼らの責任です。工事の進行における障害や問題が発生した場合には、即座に対処し、解決策を見出すことも求められます。

そのため彼らはリーダーシップスキルや問題解決能力を発揮し、常に現場での円滑な進行を確保する責務を担います。

施工管理について詳しく解説した記事はこちら↓

施工管理って何するの?仕事内容やキャリアの広がりをご紹介します。

地質調査士

地盤や地質条件を調査し、建設プロジェクトの安全性や耐久性を評価します。地質調査結果をもとに建設計画や設計に影響を与えることもあります。

地層の構造や地下水の流れ、地震や地盤沈下のリスクなどを詳細に調査し、その結果を建設計画や設計に反映させます。これにより、建設物の基礎設計や地盤改良の必要性を判断し、工事の成功に向けて重要な貢献をします。

地質調査士の専門知識と調査技術は、安全性や耐久性を確保する上で不可欠であり、建設工事の成功に直結します。

環境技術者

建設工事の環境への影響を評価し、環境に配慮した設計や工事の実施を支援します。環境保護や持続可能性に配慮した技術的な解決策を提案します。

彼らは、大気、水、土壌などの環境要因に対する影響を調査し、その結果をもとにプロジェクトの設計や実施に関する技術的なアドバイスを提供します。

また環境に配慮した解決策や改善策を提案し、プロジェクトが環境に与える影響を最小限に抑えるための支援を行います。彼らの役割は、建設工事が環境に対して負担を最小限に抑え、持続可能な社会の実現に貢献することにあります。

建設コンサルタント

クライアントに対して建設プロジェクトの計画や設計、施工、管理などについてアドバイスやサポートを提供します。プロジェクトのニーズや目標に合わせて最適なソリューションを提案します。

建設コンサルタントについて詳しく解説した記事はこちら↓

建設コンサルとは?仕事内容や求められるスキルなどをご紹介します。

測量士

地形や地勢の測量を行い、地図や図面を作成します。土木プロジェクトの基礎となる地形データや位置情報を提供します。

彼らは、専門の測量器具を使用して地表や地下の地形や地勢を正確に計測し、そのデータをもとに地図や図面を作成します。

これにより建設工事や土地利用計画のための基礎となる地形データや位置情報を提供します。

測量の仕事内容について詳しく解説した記事はこちら↓

測量補助業務とはどんな仕事?測量計画に沿って正確な測量を行う重要な業務です!

また測量士は地籍調査や境界確定などの作業も行い、土地の所有権や境界線の明確化に貢献します。彼らの仕事は、正確な地理情報の提供により建設プロジェクトの設計や施工を支援し、安全かつ効率的な土木工事の実施に貢献します。

土木業界の仕事のやりがい

社会貢献度の高さ

土木業界は社会基盤の構築や改善に関わるため、社会への直接的な貢献が大きいです。道路や橋、ダム、鉄道、トンネルなどの建設やメンテナンスにより、人々の生活や経済活動が支えられ、地域社会の発展に寄与します。

多様なプロジェクト

土木業界ではさまざまなプロジェクトに関わることができます。大規模なインフラ整備プロジェクトから、地域の公共施設や住宅開発、環境保全プロジェクトまで、幅広い分野での仕事があります。そのため、自身の興味や専門性に合わせてキャリアを構築することが可能です。

挑戦と成長の機会

土木業界では、技術やプロジェクト管理、問題解決能力など、さまざまなスキルを磨く機会が豊富です。プロジェクトごとに異なる課題に直面し、それらを解決することで成長できる環境が提供されます。

チームワークと協力

土木業界では、大規模なプロジェクトを進めるために、多くの場合、チームでの協力が不可欠です。エンジニア、建築家、コンサルタント、施工業者など、さまざまな専門家と連携し、プロジェクトを成功させるための協力関係が築かれます。

技術革新と挑戦

土木業界は常に技術革新が進んでおり、新しい材料や建設方法、デジタル技術の導入などが行われています。そのため常に新しい知識やスキルを学び、先端技術に挑戦することができます。

以上のように、土木業界は社会への貢献や多様なプロジェクト、挑戦と成長の機会、チームワークと協力、そして技術革新という多くの魅力を持っています。

土木業界で働きやすい職場を選ぶためのポイント

土木業界で働きやすい職場を選ぶ際には、以下のポイントに注意することが重要です。

企業の評判と信頼性

良い評判を持つ企業は、社会的責任や倫理的な標準に従って行動し、約束を守ります。これにより、従業員や顧客は企業に対して信頼を持ち、安心して取引や就業を行うことができます。

良い評判を持つ企業は、従業員の幸福と福利厚生に投資し、働きやすい環境を提供します。従業員は長期的に働く意欲が高まり、生産性が向上します。

したがって仕事を選ぶ際には、企業の評判と信頼性を考えることが重要です。良い評判を持つ企業で働くことで、安定性や満足度が高まり、長期的なキャリアの成功につながります。

労働環境と福利厚生

良好な労働環境と福利厚生がある職場で働くことで、ストレスが減り、ワークライフバランスが確保できます。休暇制度、健康保険、退職金制度なども重要な要素です。

良好な労働環境と福利厚生は、企業の評判とブランド価値に直結します。従業員が満足して働くことができる企業は、人材の獲得や顧客の信頼を得やすくなります。

これらの要因から、企業を選ぶ際には労働環境と福利厚生が重要なポイントとなります。従業員の満足度や幸福度を向上させ、企業の持続的な成功に繋がる重要な要素として位置づけられています。

土木業界で働くなら、発注者支援業務がおすすめ

さてここまで、土木業界について詳しく見てきました。

もしも土木業界の仕事に興味があるなら、発注者支援業務はおすすめです。

発注者支援業務は、建設工事の計画や設計から携わり、完成まで導いていく仕事で、工事を発注する国や都道府県のサポートを行います。

働き方や福利厚生が公務員に準じているため、みなし公務員と呼ばれ、最近人気が高まっています。

また一般的な施工管理業に比べて、公共性が高いため、専門的なことも経験できる点が魅力的です。

発注者支援業務について詳しく解説した記事はこちら↓

発注者支援業務にはどんな種類があるか知っていますか?発注者支援業務の種類を一覧で簡潔にご紹介!

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