Construction column
ゼネコンを辞めたい理由とは?辞める前に考えるべきことや、おすすめの転職先も解説
2022.12.30
ゼネコンとは大規模な建設工事を請け負う企業で、社会貢献度の高さが魅力です。
一方で、長時間労働や人間関係のストレスが原因で、「ゼネコンを辞めたい」と悩む人もいます。
この記事では、ゼネコンを辞めたい理由や、辞める前に考えておくべきこと、おすすめの転職先を解説します。
この記事でわかること
- ゼネコンを辞めたい理由
- 辞める前に考えておくべきこと
- おすすめの転職先
なお、MACでは発注者支援業務を行っており、転職を希望する方のご相談や面接対策なども承っています。
ゼネコンからの転職を検討している人は、以下のLINEからぜひご相談ください。
目次
ゼネコンを辞めたい5つの理由
ゼネコンを辞めたいと感じるのは、一体なぜなのでしょうか。
ここからは、ゼネコンを辞めたい5つの理由について解説していきます。
長時間労働で拘束時間が長い
長時間労働により拘束時間が長く、ゼネコンを辞めたいと感じる人もいます。
2024年4月から、建設業界でも時間外労働の上限規制が開始されましたが、人手不足などの問題で未だ難しい現状はあります。
また、繁忙期などにおいては、土曜日や祝日も仕事をしなければならない場合も。
長時間労働に疲弊し、ゼネコンを辞めたいと感じる人は多くいます。
休みが少なくプライベートの時間が取れない
休みが少なくプライベートの時間が取れないことから、ゼネコンを辞めたいと感じる人もいます。
建設業の時間外労働の上限規制により、週休2日制の導入も拡大することが予想されているものの、現時点で週休2日制を義務化する法律や罰則はありません。
「毎週日曜日しか休みがない」「家族とのプライベートの時間が取れない」など、休みが満足に取れないことで、辞めたいと感じる人もいます。
人間関係のストレスが大きい
人間関係のストレスを抱えてしまい、ゼネコンを辞めたいと感じる方もいます。
建設工事を進めるためには、同じ会社の人だけではなく発注者や職人などさまざまな人と関わらなくてはなりません。
しかし、人間関係が良好ではない場合、上司や先輩、発注者や職人などからパワハラやモラハラなどを受けて、辞めたいと感じる人もいます。
転勤が多い
大規模な建設工事を受注するゼネコンであれば、全国転勤がある場合が多くあります。
工事の完成後は全国各地に配属されるため、転勤によって家族との時間が取れなくなることに不満を持つ人も。
また、大きなゼネコンの場合、海外転勤を命じられる可能性もあります。
「家族との時間を大切にできない」「プライベートが充実できない」など、転勤が多いことで不満を感じ、辞めたいと感じる人もいます。
国家資格を取得するのが大変
国家資格取得の取得が大変で、ゼネコンを辞めたいと感じる人もいます。
大きな案件に関わることが大きいゼネコンでは、国家資格である施工管理技士などの資格の取得を推奨されるケースが散見されます。
昇格要件となっている会社も多くあり、出世願望のある方は仕事の合間に勉強に励まなくてはなりません。
しかし、残業も多く、休みの少ないゼネコンでは働きながら取ることは非常に大変であるため、辞めたいと感じてしまう人もいるでしょう。
ゼネコンを辞める前に考えておくこと
「ゼネコンを辞めたい」と思い、すぐに辞める決断をしてしまったことで後悔するケースもあります。
ここからは、ゼネコンを辞める前に考えておくことについて解説していきます。
辞めたい理由を明確にする
第一に、ゼネコンを辞めたい理由を明確にすることが大切です。
自分の中でゼネコンを辞めたい理由を、紙に書き出すなどして整理してみましょう。
その後、上司や先輩など、身の回りの信頼できる人に相談してみることをおすすめします。
1人で考えると「辞めるしかない」など、極端な思考に陥る場合があるため、第三者の意見を求めることは大切です。
辞めたときのメリットとデメリットを考える
また、辞めたときのメリットとデメリットについても考えてみることをおすすめします。
ゼネコンを辞めることで、長時間労働や休みの少なさから解放されることはメリットといえるでしょう。
ただ、ゼネコンの平均年収は一般的に高いといえるため、仮に異業種に転職した場合、給料が減ってしまう可能性が高い点はデメリットといえます。
参考:ゼネコンの平均年収ランキング|ゼネコンランキング【2024年版】
一度休職できないかどうか相談してみる
自分の考えがまとまらなかったり正しい判断ができなかったりする場合は、一度休職するのも一案です。
何をするにも健康が資本であるため、心と身体のためにしっかりと休養を取ることが大切です。
また、人間関係が問題であれば、別の現場に異動することで解決する場合も。
すぐに退職を決断せず、一度休職することで仕事に対する考え方が変わるケースも想定されます。
ゼネコンを辞めてもいい人の特徴
「ゼネコンを辞めたい」と感じたとき、ご自身の努力だけでは解決できない場合もあります。
ここからは、ゼネコンを辞めてもいい人の特徴について解説していきます。
心や身体に異変を感じている人
身体を壊してしまったり精神的に辛いと感じたりしている人は、現在の環境を離れることも大切です。
休養を取っても心や身体の状態が改善しない場合は、まずは自分自身に目を向けるようにしましょう。
限界を迎えてしまう前に、早めに行動することが重要です。
労働環境に問題がある会社にいる人
会社全体の労働環境に問題がある場合は辞めることも選択肢の1つです。
たとえば、残業をしても残業代が正当に支払われない場合や有給休暇を取得できない場合などは労働環境に問題があるといえます。
また、就業規則や雇用契約書に反している場合も、労働環境に問題がある可能性が想定されます。
特定の部署だけではなく、会社全体の労働環境に問題がある場合は、ゼネコンを辞めてもいいといえるでしょう。
キャリアアップに限界を感じている人
「ステップアップしたい」「今の仕事では成長を感じられない」といった人は、あなた自身のキャリアアップを実現させるためにも、ゼネコンを辞めるのも一案です。
別のゼネコンへ転職すればキャリアアップが叶えられるのか、ゼネコンではない会社で叶えられるのかなどを明確にすることが重要です。
キャリアアップに限界を感じている方は、ゼネコンを辞めてもいいといえます。
ゼネコンからのおすすめ転職先4選
「ゼネコンを辞めたい」という方は、ゼネコンからの転職も検討しましょう。
具体的な転職先の候補として、地方の建設会社・公務員・建設コンサルタント・発注者支援業務の4つを解説していきます。
地方の建設会社
ゼネコンで仕事をしている人は、地元の建設会社に転職するのもおすすめです。
地元の建設会社の場合、転勤があったとしても全国ではなく、比較的自宅から通いやすい勤務先になる場合があります。
負担が減り、ゼネコンよりも労働環境が改善される可能性が高いでしょう。
特に、施工管理技士などの資格がある場合、即戦力として求められる傾向があります。
ただ、ゼネコンと比較すると工事の規模が小さくなることもあるため、給料が低くなる可能性が高いことも念頭に置いておきましょう。
公務員
プライベートを充実させたい方や家族との時間を大切にしたいという方は、公務員に転職するのもおすすめです。
公務員の場合は、土日祝が休日であることや比較的残業が少ないことから働きやすいといえます。
ただ、公務員になるためには、公務員試験に合格しなければなりません。
公務員試験の勉強のための時間をいかに確保できるかがポイントといえるでしょう。
建設コンサルタント
ゼネコンから、建設コンサルタントに転職するという選択肢もあります。
建設コンサルタントでは、ゼネコンの現場で培ったスキルや、実務経験が役立つ場面が多いでしょう。
また、ゼネコンは受注者側の立場ですが、建設コンサルタントは発注者側の立場であることから、ストレスや労働環境が改善されることもあります。
建設コンサルタントの魅力やきつい点は、以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
建設コンサルタントの仕事内容とは?魅力やきつい点についても紹介
発注者支援業務
発注者支援業務とは、国土交通省や地方自治体などの発注機関が実施する公共工事において、発注者の職員に代わって行う補助業務のことを指します。
発注者である公務員と同じ勤務形態で仕事ができるため、仕事とプライベートを充実させられる点が魅力です。
発注者支援業務の詳しい仕事や年収は、以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
発注者支援業務はどんな仕事?仕事内容や年収などを分かりやすく解説
まとめ|ゼネコンからの転職を希望する方はMACにご相談ください
今回の記事では、ゼネコンを辞めたい理由や、辞める前に考えるべきことについて解説しました。
ゼネコンは大規模な工事に携われるのが魅力ですが、働き方に不満や不安を感じてしまう方もいます。
なお、当社MACでは発注者支援業務を行っており、転職を希望する方のご相談や面接対策なども承っています。
発注者支援業務の仕事は、ゼネコンで得た経験やスキルを大きく活かせる点が魅力です。
ゼネコンからの転職を検討している方は、以下のLINEより一度ご相談ください。