測量士の残業時間は多い?やりがいや働きやすい職場の探し方も解説

測量士は、土地や建物の位置や面積などの測量を行う専門家です。
測量士は残業時間が多いと言われることがありますが、事実なのでしょうか?
この記事では、測量士の残業について詳しく解説していきます。
働きやすい職場を探す方法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
- 測量士は残業時間が多いのか
- 測量士の残業が多いと言われる理由
- 測量士で残業の少ない働きやすい職場を探す方法
測量士をはじめ、建設業界への転職を検討している人は、以下のリンクよりいつでもご相談ください。
目次
測量士の平均残業時間は?経験年数別の残業時間も紹介

測量士の平均残業時間を紹介します。
経験年数別の残業時間も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
測量士の平均残業時間は10〜20時間未満
測量士専門の転職エージェントであるリーガルジョブボードが公表したデータによると、測量士の平均残業時間は10〜20時間未満が最多を占めていました。
10〜20時間未満が全体の37.9%で、20〜30時間未満が全体の20.7%でした。
施工管理の平均残業時間が35.3時間、ゼネコンに至っては43.8時間というデータもあるので、それに比べると測量士の残業時間はそれほど多いとはいえないでしょう。
経験年数別の残業時間
実は経験年数を問わず、月の平均残業時間は10〜20時間未満が最も多い結果となっています。
また、残業時間が50時間以上と回答した人が最も多いのは、経験年数が5年以上の人でした。
測量士の残業が多いと言われる理由

測量士の残業が多いと言われる理由は、大きく2つあります。
測量士の残業が多いと言われる理由
- 人手不足であるため
- 移動時間や測量地点が多いため
それぞれの詳細を見ていきましょう。
人手不足であるため
建設業界全体にもいえることですが、測量士は人手が不足しているため、残業が多いと言われることがあります。
人手が不足している背景には、人件費の減少があります。
測量の仕事に関する報酬単価が低下傾向にあり、測量士の人件費を削らざるを得ない状況です。
結果、測量士になる人が減り、一人一人が請け負う仕事量が増えて、残業をしなければならないことがあります。
移動時間や測量地点が多いため
測量士は移動時間や測量地点が多いことで、残業が増えるケースがあります。
基本的には、現場に車で行かなければならず、場所によっては移動時間をかなり取られることもあります。
また、1日1箇所であればいいですが、1日に何ヶ所も測量に行くことも少なくありません。
結果、早朝から測量をしていても、移動時間と測量地点の多さに残業が増えてしまうことがあります。
測量士について、より詳しく知りたい人は以下の記事も併せてご覧ください。
測量士がきついといわれる理由は?働きやすい職場の探し方も解説
測量士は残業があるからやめとけって本当?

測量士は、残業があるからやめとけと言われることもあります。
しかし、測量士にはやりがいもあるので、最初から否定してしまうのはおすすめできません。
たとえば、公共事業にかかわることも多いので、社会に貢献しているという達成感を得られます。
また、全国各地への出張があり、人によっては仕事の合間でその地域の特産品を食べたり、観光したりできるのは大きな魅力でしょう。
ただし、仕事量は減少傾向にあるので、測量士になるかどうかは慎重に判断した方がいいかもしれません。
測量士の将来性については、以下の記事でご確認ください。
測量士はやめとけは本当?やめとけといわれる理由や将来性を解説
測量士で残業の少ない職場はある?

測量士で残業の少ない職場はあるのでしょうか?
実は、扱っている測量の仕事が公共系か民間系かで、残業時間がある程度わかります。
以下で、詳細を見ていきましょう。
公共系の測量を取り扱う職場は残業が少ない
公共系の測量を取り扱う職場は、測量士の残業が少ない傾向にあります。
たとえば、基準点測量や応用測量といった道路、トンネルなどの測量です。
インフラに関係するものは、比較的時間には余裕を持って納期が組まれていることが多いので、残業も少なくて済みます。
民間系の測量を取り扱う職場は残業が多い
民間系の測量を取り扱う職場は、残業が多い傾向にあります。
たとえば、現況測量や境界確定測量などです。
民間系の仕事の方が、スピードや柔軟な対応を求められるので、残業が増えやすいといえます。
民間系の仕事がある職場が絶対に残業が多いとは限りませんが、一つの指標にしてみてください。
測量士で残業の少ない働きやすい職場を探すには

測量士で残業の少ない働きやすい職場を探すためには、繁忙期の業務量を事前に確認しておきましょう。
測量士は、繁忙期と閑散期で仕事量が大きく変わることがあります。
閑散期にいくら残業がなくても、繁忙期にかなり残業が多くなるといったケースがあるため、繁忙期の様子を把握しておきましょう。
閑散期の業務量を目安に仕事を選ぶと、後悔するかもしれません。
測量士の残業が心配なら発注者支援業務も検討しよう!

測量士の残業が心配な場合は、発注者支援業務の検討もおすすめです。
発注者支援業務は、官公庁が行う仕事を代わって担当します。
発注者である自治体によって業務内容は異なりますが、比較的残業が少なく、安定した収入を得られるのが魅力です。
また、発注者支援業務は多くの現場に携われるため、達成感も味わえます。
MACは、発注者支援業務への転職を支援しています。
興味のある人は、以下のリンクよりいつでもお問い合わせください。
測量士についてよくある質問

測量士についてよくある質問は、以下のとおりです。
測量士についてよくある質問
- 測量士の年収はどれくらいですか?
- 測量士はどのような仕事を行いますか?
よくある質問を確認すれば、測量士に関する理解もより深まります。
回答を一つずつ確認していきましょう。
測量士の年収はどれくらいですか?
測量士の平均年収は450万円程度です。
450万円はあくまで平均であり、もっと上も目指せます。
ただし、年収を上げるためには経験やスキルを蓄積しなければなりません。
測量士の年収を高める方法を知りたい人は、以下の記事もチェックしてください。
測量士の平均年収は約450万円!仕事内容やおすすめの資格も解説
測量士はどのような仕事を行いますか?
測量士は、現況測量や境界確定測量といった仕事を行います。
また、外の仕事が多い印象がありますが、計画書を作成したり、データ分析したりすることもあります。
測量士の仕事については、以下の記事でも解説しているので確認してみてください。
測量士や発注者支援業務のことならMACにお任せください!

測量士は人手不足や移動時間の多さから、残業が多いと言われることがあります。
実際、平均残業時間は10〜20時間未満が最も多いので、ほかの仕事と比べて測量士の残業が多すぎるとはいえません。
ただし、仕事量は減少傾向にあるというデータもあるので、測量士になるかどうかは慎重に決めてください。
また、残業が比較的少なく、休みも取りやすい仕事を探しているなら、発注者支援業務も選択肢に入れておくことをおすすめします。
測量士や発注者支援業務などについて詳しく知りたい場合は、以下のリンクよりお気軽にご連絡ください。